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 最近完成したムアラバル新漁港には、全長1,500mの係船埠頭、冷凍機、製氷工場などの設備があり、1,500G/丁級の漁船の収容が可能である。
 曳船は、14隻(135馬力〜1,500馬力)が使用できる。全長80m以上の船舶の入出港にはパイロットおよび曳船の使用を強制される。
 清水、食料、各種バンカーの供給が可能である。
 船舶修理は、主として、P.T.6 Dock Perkapalan Tanjung Priok(Jakarta)で行われている。浮きドック(能力1,200トン)が使用できる。
 86年の入港船舶数は6,354隻で、外国貿易貨物8,012,341トン、国内貨物3,096,097トン、客船408,470名を扱っている。
 同港は、新コンテナ・ターミナル(バース全長440m、構内面積6万平方m)および新旅客ターミナル(バース全長250m、構内面積7,500平方m)の建設が計画されている。

  2.スラバヤ港

 同港は、スラバヤ市から4.8キロ離れたタンジャン・ペラクにある。
 主要設備は、全長5,205mの埠頭(幅15m、低潮時水深9.5m)、沿岸航路船および帆船用の2バース、長さ800mの新埠頭には500〜2,000G/丁級専用の8バース、カリマス川の堤防に沿って小型船用のバース(全長2,500m、水深3〜5m)などがある。
 全長210m、最大吃水9.55m以上の船舶は、港外の錨泊地(水深11〜16m)に停1泊し、ハシケを使用して荷役を行っている。ハシケ14隻(能力80〜100トン×12隻、100〜200トン×2隻)が使用できる。
 クレーン設備は、移動クレーン17基(能力7〜40トン)、フローティング・クレーン(50トン)1墓などがある。
 貨物保管設備は、港湾局所有の倉庫48棟(112,951平方m)、中継倉庫47棟(139,742平方m)、露天倉庫(325,430平方m)などがある。
 コンテナ・ターミナルには、コンテナ専用の4バースがあり、各種コンテナ荷役用設備がある。
 タンカー・ターミナルには、P.N,Pertamina社の運営する3バース(うち、2

 

 

 

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