結線作業における誤結線を防止し、また、保守点検の便宜を図るためケーブルの心線端に線端識別をすることが望ましい。その方法には色別表示、心線番号の利用、端子番号表示等がある。
(a)色別表示
別表示には線端処理に使用する粘着ビニルテープ又はビニルチューブを使用するのが一般的である。IEC並びにJEMによる色別表示基準を表4.15に示す。
(b)記号表示
記号表示には、ケーブルの心線番号をそのまま利用する方法、端子番号をビニルチューブに記人(又は印刷)したもの又はプラスチックに刻印したものをクランプする方法等が行なわれる。図4.157に記号表示の…例を示す。