日本財団 図書館


(c) 電路のつり脚(図4.21〜4.22)

 電路つり脚の相互間隔は、電路の幅、つり脚の強度等により決まるが一般に1500m前後に取付けるのが普通である。下記にその取付例を図示する。

(d)取外し式(図4.23)

 甲板又は隔壁貫通金物を取付けた側の電路は、ケーブル布設作業時のケーブル導入、ケーブさばき、防水工事等を容易にするために、取り外し式とし、取外し式電路金物の長さは 700mm 以上 とすれば作業がしやすい。また、壁付2段電路の反可壁側の電路は、取外し可能なビス止とすることが望ましい。

(e)2段式電路(図4.24)

 ケーブルの布設本数が多く、しかも、布設スペースが狭い場合は、2段式電路とするが、この場合上下電路の間隔は約100mmとし、また、上下電路のシフトは50mm以上とすること。

(2) 枝電路(図4.24)

(a)取付け場所

 枝電路金物は、一般にビーム、ガータ等船殼部材に取付ける場合が多く、その取り付け例を次に図示する。

 

 

前ページ    目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION