日本財団 図書館


(a)配電方式は、船舶設備規程第173条に定められているが配電方式と電圧との関係は、一般に次のものがおもに使用される。

(b)配電方式は他の面(回路方式)から、次のようにも分けられる。

  (i)樹枝状配電方式

  配電盤から区電箱、分電箱と順次分岐して配線する方式で、ちょうど樹木の幹から数本の大枝が分かれ、大枝から、また小枝が分かれるのと同様のもので、ほとんどの船が、この方式を採用している。

  (ii)環状配電方式

  配電盤の母船を延長して、船内を環状に布設し、ある区分ごとに自動開閉器を置いて、これより電動機、電灯等に給電する方式 で、とくに信頼度を必要とする旅客船及び大型艦艇などに用いられている。

 

 

前ページ    目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION