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秤の器差は次表の通りである。

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 秤は秤量20kg程度のものを用い、ばね秤は精度が悪いので使用しないこと。

(g)耐圧試験後6年以上経過した充填ボンベ及び耐圧試験後3年以上経過している空のボンベ及び外観その他の状況が悪いガス充填済ボンベは、耐圧試験を行う必要があるが、この場合はいかだメーカーに依頼し、整備工場が独自に行ってはならない。耐圧試験を要するボンベは現品を当該いかだメーカーに送る。メーカーから返送された際は耐圧試験年月および充てん年月を確認すること。

(h)当該いかだのボンベを新たに交換する場合は、ボンベの温水試験の実施年月を確認する。実施日の表示がない場合は、次の方法で行うこと。

 45土2℃に保った温水槽にボンベの口金部を上にして、口金の最上面が水面下3〜5cmまで全没させる。

 次に、予め気泡を抜いた透明のコップを口金部に被せた、約40分後にコップ内の気泡の有無を調べて漏洩を判断する。口金部には油の付着がないよう始めによく拭いてから行い、発泡を調べる際は、口金部を軽く叩いて見るのがよい。以上の図饒を末尾’ボンベ温水試験要領”に示す。
 試験中に封板が破裂すると危険であるので、温水槽の加熱には充分注意すること。
 温水試験後、水分をよく拭きとり、乾燥させてから再び検量して記録すること。

(i)点検がすべて終ったら口金部のねじにボンベキャップをかぶせ、口金全体を布で包んで保証しておく。点検桔果は記録しておき、最後に再確認する。

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