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○標示

 充てんガス種類、容器重量(g)(ボンベ口金を含む)、充てんガス量(g)、容器全重量(g)、充てん年月、いかだ製造者名等が表示してある。

○ボンベ所有者表示ラベル

 ボンベの保安上、所有者を明記したラベルで、コンテナとボンベに表示してある。通常サービスステーションがいかだを整備する時に現所有者が明記してあることを確かめる。相異している場合は前所有者を抹消し、現所有者に書き替える。

○充てんガスの種類と容器の色

 ボンベの表面色は充填ガスの種類により規定されている。
 C02は緑色であり、C02とN2の混合ガスはN2と同様灰色である。

(ロ)ボンベ口
 金ボンベ口金には破壊封板、安全封板及びサイホン管が取り付けられている。いかだ整備時には各部分とも分解取外してはならない。
 破壊封板はガス充気装置が作動すると破壊される封板であり、ガス再充てん毎に新換えする。
 安全封板は火災その他の異状事態が発生したとき、容器の破裂防止を目的とする安全弁としての封板であり、容器の再耐圧時に新換えする。この封板の強さは、220〜250kg/cm2で破壊することが定められている。
 サイホン管はボンベ口金から容器内部に取付けられたもので、充てんガスを残量なく噴出するための誘導バイブである。

(b) カット装置

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 カット装置の作動原理は作動索を引くと作動索先端の球体が掛っている回転板が引かれた方向に廻り、作動索は引き抜かれる。
 撃針作動板(カム)は回転板と一体であるため同時に廻る。撃針の一部はカムに接触しているためカムの形状に沿って直湶運動を行う。

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