日本財団 図書館


 

4.2制御システムについて

4.2.1はじめに
本項では、全体システムの開発に関連して、試作システムの制御の概要についてまとめた。制御システムの目的は、実機システムとの対応を踏まえ、高圧燃焼器、S/E、排ガス凝縮系統、発電制御システムの統合制御を行い、負荷変動時・異常発生に対して全体システムを対応させることである。
4.2.2システムの概要
本試作システムの構成を図4.2.2-1に示す。本システムには大きく分けて下記に示す5つのフロックに分けられる。
(1)S/E発電機
(2)S/E制御装置(燃焼制御部、ヘリウム圧力制御部、電源システム制御部)
(3)負荷調整盤(L.C.P)
(4)電力調整器(負荷吸収)
(5)試険用負荷
これらの機器・系統を制御するに当たっての制御項目は以下の通りである。各制御項目の概略を表4.2.2-1に示す。また、各フロック間でやり取りされる信号の仕様を表4.2.2-2に示す。
(1)S/E
ヘリウム圧力、発電機出力
(2)高圧燃焼器
燃料投入量、酸素投入量、CGR流量
(3)排ガス凝縮系
冷却水流量、排気ライン圧力、排ガス流量
(4)発電機出力制御
負荷投入量
負荷吸収量
運転は、図4.2.2-2に示すステージに沿って行う。

200-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION