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14 逆直線データ

逆直線は、ANGLEやFLAT BAR等、型鋼の曲げ加工を、ベニヤ型やフィルム型に頼らず、寸法的に曲がり具合を表現し、素材にマーキングされた逆直線(カーブ)を、直線になるまで曲げて行く方法である。下図にTRUNS FRAME(ANGLE)の逆直線曲げ寸法の計測及び、マーキング例(手作業)を示す。

109-1.gif

ANGLEの形状をボディラインに描き込み、直線(逆直線)を引く。この直線を引く範囲は、型鋼の有効マーキング幅(マーキング作業が可能な範囲)に収まるように、配置しなければいけない。形状によっては一本では不足するので曲がりに応じて本数を増やす。この場合はつなぎの部分の精度を上げるために、500〜600?o重なり合う様にする。

次に、ANGLEの中性軸(伸縮の変化がない位置)を描き込み、ラインにそって250〜300?oピッチに分割点を設け、その点からラインに対し垂直線を引く。

この垂直線と、外板付面との交点P1と逆直線との交点P2の距離G1を求める。これを割り込みの数だけ繰り返し、逆直線毎にまとめる。部材の長さは中性軸でのガースを計測し、寸法表を作成する。

 

 

 

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