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次の場合など、主機は自動的に停止するようになっている。

(a)軸受油圧の低下

(b)冷却水入口圧力の低下

(c)ターボチャージャーLO圧力の低下

(d)迅速度

(e)主電源喪失図

2.2.4 に危急停止回路の例を示す。

機関運転中においては停止シリンダのピストンはスプリングの働きにより下方にある。

通常の停止は図のように停止信号を三方弁に送り、逆止弁、クイックリリース弁を通った空気を停止シリンダに送り、ピストンを押し上げてこれに連結する燃料制御軸を遮断することにより行なわれるが、危急停止の場合は?@危急停止用電磁弁に電気信号を送り図のような径路で燃料を遮断する。?Aは危急停止を解除するための危急停止解除弁である。


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2.3 主機関連装置の自動化

2.3.1 概要

ディーゼル主機を遠隔操縦するには、主機に必要な補助装置についても遠隔又は自動操作する必要がある。通常、主機の始動又は停止に伴い、これら関連装置もまた遠隔始動又は停止とし、主機運転中の負荷変動や気温、水温など周囲の状態変化による主機各部の温度と圧力の調節、運転に必要な水、油、空気の補給などを遠隔操作又は自動操作としている。





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