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通信教育造船科講座 艤装

 事業名 小型造船技術講習
 団体名 日本小型船舶工業会 注目度注目度5




第11章 救命設備


救命設備には種々あるが設計編に詳述してあるので本章では作業量の多い救命艇、同ダビット及び救命いかだの取付けについて述べる事とする。



11.1 救命艇ダビット(グラビティ型)の取付け

(1) ダビットの足、ウインチ台、シーブブラケットの台等のマーキングする。作業開始前に足場・手摺が完全かどうか確認する。ダブリング、カーリングの要否をチェックする。

(2) チェンブロック使用のための吊ピースの必要な時は吊ピース溶接を確実に行う。

(3) ダビットを搭載し、罫書いた個所に取付ける。位置決めに便利のためガイドピースを用いる。ダビットは垂直に取付け2本のダビットが平行となるようにする。キャンバー、シャーはあらかじめ計算して加工しておくか、情況により伸しを取っておき裾切りの上調整することが多くの場合必要である。

(4) 裾切り終了後ダビットの本付けを実施する。

(5) ダビット、ウインチの取付け完了後、リーディンクローラの位置決めを行う。この場合索取状態に糸を張って高さ、心、傾斜等をチェックの上、シーブ台を裾切りして取付ける。

(6) ダビット基部、ウインチ台、シーブ台等本溶接が完了したか確認する。溶接確認後ワイヤ通しを行う。ワイヤ通しにあたってはワイヤ損傷の有無の確認、ワイヤ根止めの確認を行う。

(7) 次にボートを搭載し、ボートに合わせてボートチョックの取付けを行う。この際船体ヒールに注意し、ヒールのない状態で取付ける必要がある。

(8) リミットスイッチ又はリミットバルブの位置決めする。

(9) 装備完了後公式テストに先立ちボートの揚卸し作動を行い各部の異常の有無をチェックする。例えば

(a) 各シーブ、ローラはスムースに回転するか。

(b) ガイドレールを走るクレードルローラーは片当りしていないか。

(c) 救命艇の揚卸しはスムースか。

(d) ワイヤ長さの調整は良好が。

(e) 配線(電動ウインチ)又は配管(エアウインチ)は完了したか。





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