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資料編:4.報告書で用いた用語解説

 

○コンテナフレイトステーション(Container Freight Station:CFS)(P12)
・コンテナ1個に満たない小口貨物を集約して詰合わせを行う、保税機能を備えた施設。CY内にあるものをオンドッグCFSといい、オブドッグCFSと区別している。

 

○ジャストインタイム(Just in Time:JlT)(P23)
・和製英語であり、「がんばん方式」から生まれた、決められた時間に決められた量を搬入するシステムである。多品種商品の高頻度化、少量調達を行うシステムであり、環境面に配慮した面から「適量・適時・適条件」というシステムヘの見直しも考える時期にある。このシステムは、情報システムと物流システムの2つのものが有機的連携を図る必要がある。

 

○lSDN(Intergrated Services Digital Network)(P24)
・高速、低廉かつ大量の情報をオンライン処理する電気通信システム。

 

○ユニットロードシステム(Unit Load System)(P25)
・輸送、保管、荷役等の物流過程における貨物を単位化し、各物流過程を一貫して執り行うものであり、物流の合理化に寄与する。代表的なものでは、パレット、コンテナがあり、ユニット化により、荷扱いの単位を大量化し、標準化することとなり、荷役機械を活用したシステムヘの転換となる。

 

○T11型パレット(P25)
・パレットの標準規格で、ISO規格と整合性があり、長さ、幅ともに110cmのものである。

 

○NACCS(Nippon Air Cargo Clearance System)(P26)
・航空貨物通関情報処理システムで、税関物流業務並びにこれに関連する通関業務及び民間業務のすべてが対象となる。海上版はSeaNACCSである。

 

○POLlNET(Port Logistics Information Network System)(P26)
・港湾貨物の輸送業務に携わる港湾関連事業者をオンラインで結び、業務の効率化を図る、港湾物流情報システムで、従前はシップネッツと呼んでいた。

 

○EOS(Electronic Ordering System)(P26)
・小売店舗における補充発注業務のシステム化であり、物流管理用オンラインシステムである。

 

○EDI(Electronic Data Interchange)(P26)
・電子データ交換のことで、統一化された規格のネットワークで、複数企業のコンピュータを接続し、これにより企業間で取引に必要なデータの交換を行うことである。

 

○ISO(International Standarization Organization)(P29)
・国際標準化機構であり、各国の工業規格を標準化する目的で設立された国連の一機関であり、ISO規格が世界的に採用されており、コンテナ等のように国際規格に適合した仕事をする必要がある。日本企業でもISO認定取得が増加しており、ISO9000番台が品質管理等の規定、ISO14000番台がリサイクルの規定となっている。

 

 

 

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