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資料編

資料編:1. 近畿圏のゾーニング検討に用いた指標について

[近畿圏のゾーニング検討に用いた指標について]
物流拠点の立地要因を以下のように設定し、地域別(平成7年度アンケートの42地域)の立地特性について以下のような指標を設定し、その立地要因別の立地特性を指数化して物流面からみた物流拠点の立地特性として検討した。
(中継面からみた物流拠点の立地要因)
?貨物通過指数:その地域を通過する物流量の指標化(2005年の地域別貨物流動量推計結果を使用)
?迂回指数:広域拠点へのアクセス等においてその地域が実際に到達するまでに要する迂回度による指標化
(集配送面からみた物流拠点の立地要因)
その地域及び周辺の貨物の集配圏において、その地域がどのくらいの貨物を集荷あるいは出荷するかを製造品出荷額、商業販売額の大きにより指標化する
?工業系集配指数:製造品出荷額の大きさにより指標化
?商業系集配指数:商業販売額の大きさにより指標化
(物流拠点整備コストからみた立地要因)
?地価指数(工業関連地域を対象)
(航空貨物の取扱利便性からみた物流拠点の立地要因)
高速輸送が有利な地域を、空港へのアクセス時間の大きさにより指標化
?空港アクセス指数(国際)
?空港アクセス指数(国内:拠点取扱量別にウエイト付け)
(港湾貨物の取扱利便性からみた物流拠点の立地要因)
港湾貨物を取扱に有利な地域を、港湾へのアクセス時間の大きさにより指標化
?港湾アクセス指数(国際:拠点取扱量別にウエイト付け)
?港湾アクセス指数(国内:拠点取扱量別にウエイト付け)
注:?〜?については、国際物流、国内物流の面からみた立地要因を把握する指標ともなっている。
[グルーピング(立地面に関係する機能面から見たタイプ)の実施]
報告書116頁に示した結果は、中継面(????)、集配送面(??)、国際物流面(??)の3つの視点から、各地域が持つ物流拠点の立地特性を図示したものである。
例えば、「国際+中継」と示している地域の物流面から見た地域特性は、国際物流面と中継面で強くあらわれているといった傾向を示しているものである。
なお、検討にあたっては主成分分析法を用いて地域の特性を明確にした。

 

 

 

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