?「特別委員会のコメント」の作成検討

　「国際商取引にＥＤＩを使用するためのモデル交換協定書」（以下「モデル交換協定書」という。）の各条項の具体的な実施のために必要となる「特別委員会のコメント」の作成検討作業を行う。

?「特別委員会のコメント」に折り込むべき事項

　「特別委員会のコメント」には、次のような事項を折り込む。

　ａ）「モデル交換協定書」を貿易関係手続において利用する場合の留意事項

　ｂ）貿易関係手続に関連した特殊な事項又は特定の業界における取引に関連した特殊な事項に係る実施方策

　ｃ）当委員会における従前の調査・研究の成果

　ｄ）ＶＡＮ事業者の立場からみた「技術的附属書チェックリスト」に関する留意事項

?所要の条項の補足

　モデル交換協定書の「実施ガイドライン」作成検討に際し、同協定書に追加すべき条項のあることが判明したときは、諸外国のＥＤＩ協定書の規定例を、適宜、引用することにより、「ＥＤＩ協定書」作成・検討の際の参考資料として例示することとした。

　なお、現行の貿易関係書類に関連する条約、国内法等との関係で問題となる事項のうち、「ＥＤＩ協定書」でカバ−しておくべきものも補足することとした。

?「注釈書」、「技術的附属書チェックリスト」の具体化のためのガイドライン

　モデル交換協定書の「注釈書」、「技術的附属書チェックリスト」に記載されている事項を具体化するための細部取扱要領について詳細説明をした「ガイドライン」を作成することとした。

　なお、この「ガイドライン」には、Underlying Contract 等との関係で留意すべき事項を、可能な限り、業界別の取扱に即して例示することとした。

（２）「実施ガイドライン」作成検討への取組み

　モデル交換協定書の「実施ガイドライン」作成に際しては、技術的側面からの考察を主体にそのドラフト作りを進め、それを基に、貿易関係手続に関連した留意事項（国連勧告によるモデル交換協定書を貿易関係業界における業務処理の現場において実施することとした場合に想定される留意事項）等を補足するという形で進めた。

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