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講師陣のご紹介

 特別講演、基調請演をしていただく講師並びにディスカッションでのコーディネーター、パネリストの方々のご紹介をさせて頂きます。


◎正司 泰一郎氏 (16日特別講演をしていただく現宝塚市長)

  【学歴】
昭和33年3月   甲南大学経済学部卒業
昭和36年8月   オハイオ州立大学大学院終了
【職歴】
昭和46年4月30日 兵庫県議会当選就任
昭和58年4月29日 兵庫県議会議員任期満了まで3期12年間議員就任
平成 3年 2月 7日 宝塚市長当選就任
平成 7年 2月 7日 宝塚市長2期目当選就任現在に至る

◎ニノミヤ・アキイエ・ヘンリー氏  (16日の基調講演をしていただく)

(関西学院大学総合政策学部教授・オンタリオ州出身の日系カナダ人)
【略歴】
1969年   ベトナム・キリスト教奉仕団で、病院コーディネーターに就任
1976年   ウィルフリット・ローリエ大学社会福祉大学院卒素、神学大学院卒業 
       オカナガン日系人協会牧師(カナダ・ブリティシュ・コロンビア州)
1979年   アガベ障害者授産所(日本)
1982年   神戸聖隷福祉事業団
1984年  関西学院大学講師
1991年  ホーリスティック社会福祉研究所所長
1994年   関西学院大学総合政策学部教授
【役職】
・関西学院理事、評議員 
・日本基督教社会社会事業同盟副理事長 
・日本基督教社会福祉学会常任理事 
・聖和福祉事業団理事 
・兵庫県長寿社会研究機構主任研究員 
・障害者インターナショナル(DPI)アジア太平洋地区アドバイザー 
・啓明女学院理事、評議員 
・日本医療社会福祉学会理事、評議員
・日本キリスト教奉仕団理事、評議員
・横須賀キリスト教社会館理事 
・神戸聖隷福祉事業団理事、評議員
【著書】
「医療におけるQOL:現代患者論」               (医学書院1988年)
「社会福祉の神学:障害を持つ人たちのQOL」       (日本基督教団出版1993年)
「子どもと家族:国際化の中の子どもと家族」       (中央法規出版1995年)
「阪神大震災とソーシャルワーク・リハビリティション」(関西学院大学総合政策研究1996年)
【主張】
く震災と高齢難聴者:安心して住めるまちづくり>
 高齢化社会は先進国が必ず到達する現象です。科学・文化が発達し、それにともない社会構造が複雑化してきました。また、物質的に豊かになると、人間の周りに物が増え、人間的な生活が変化せざるを得ません。
 「社会」という言語は「社」つまり、コミュニティにおける地縁的人間結合の存在または、その祭祠を通じて形成されたコミュニティです。「会」は一定の目的をもって人々が集まることです。つまり、「高齢化社会」は、高齢化した市民と共に生活空間、生活時間を共有したり相互に結合した人々のコミュニティです。
 しかし、生産中心の近代都市では、物を作ったり売ったりする人達を中心にコミュニティが形成され、生活することを中心にしている高齢者、障害者を排除、孤立化してしまう傾向があります。
 今回の阪神・淡路大震災は、その社会の弱さを明確に出現させました。「職」を中心「住」軽視の人間社会コミュニティは、阪神地区に住んでいた高齢者・障害者の救援避難を困難にしました。それは、都市における人間関係は経済関係を中心に作られ、共に生きる市民としての結合が十分形成されていなかったからです。
 どの家に、アパートに障害を持つ人や高齢者が住んでいるか、住民はよく知らなかったのです。さらに避難する時や避難場所で一時的にせよ共同生活をよぎなくされた時、どのように互いに配慮し合うのかすら知らず、詰果において障害を持つ人、高齢者の人々を区別、時には差別してしまった例もあります。
 先進国社会では、市民は消費者として4つの権利を保障しています。
1、情報公開の権利

2、安全で在るべき権利

 

 

 

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