主な海難と統計 平成8年5月発生主要海難
No | 船種 | 船名等 | 総トン数 (人員) |
発生日時および発生場所 | 海難種別 | 気象・海象 | 死 亡 行方不明 |
1 | 貨物船 (鋼) |
第115 鳳生丸 (日本) |
499トン (乗組員 6) |
5月8日0205ごろ (新島灯台から N 34°-25.1' 11度5.3海里) E 139°-22.9'
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乗揚 | 曇り
西南西の風 17b 視程 良好 |
なし |
第115鳳生丸は、福島県いわき市九ノ浜で砂利1300dを搭載後出港し新島へ向け航行中、居眠りにより操船を誤り岩礁に乗り揚げたため救助要請してきた。 下田海上保安部では、巡視船2隻、航空機1機および特殊救難隊を現場に急行させた。第115鳳生丸は乗り揚げの際、船首部を大破し、浸水量が激しく、自力離礁および陸岸からの救助は不可能であったが、現場付近で操業中の漁船が駆けつけ乗組員5人を救助し、また、船長は特殊救難隊員および航空機(MH929)により吊り揚げ救助された。 |
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2 | 貨物船 (鋼) |
NEW CHINA (ベリーズ) |
1202トン (乗組員 6) |
5月15日0245ごろ (三池港 北防波 N 32°-59.7' 提灯台から E 130°-22.9' 240度約0.7海 里) |
火災 | 晴
風 なし 視程 良好 |
なし |
NEW CHINAは三池港内に錨泊中、左舷後部調理室付近から出火し、初期消火に失敗し火災が延焼したため救助要請をしてきた。 三池海上保安部では、巡視船艇3隻を出動、現場に急行させた。NEW CHINAの火災は上部甲板上構造物および機関室天井まで延焼していたが、現場に到着した巡視艇により乗組員(9人)全員が救助された。また、消火作業の結果、同日1120ごろに火災も鎮火した。 |
平成8年4月の要救助海難発生状況(速報)