海鳥について
アホウドリ・・・short-tailed albatross 全長91cm、つばさの幅が2.1メートルにもなる大きな海鳥。絶滅の危機にありましたが研究者の努力で徐々に増えてきました。鳥島で繁殖しています。
クロアシアホウドリ・・・black-footed albatross 全長78cm、つばさの幅が2メートルで、全体がこげ茶色をしています。小笠原諸島や鳥島で繁殖しています。
コアホウドリ・・・laysan albatross 全長81cm、つばさの幅2メートル。せなかとつばさの上面、尾が黒色で、ほかは白色です。小笠原の一部とハワイのミッドウェイ島で繁殖しています。
オオミズナギドリ・・・streaked shearwater 全長49cm、体の上面は褐色で下面は白色です。冬はオーストラリアで過ごし、夏日本近海に繁殖のため渡ってきます。
オナガミズナギドリ・・・wedge-tailed shearwater 全長39cm、尾は長くてくさび型をしています。小笠原諸島や硫黄島で繁殖します。
ウミネコ・・・black-tailed gull 全長46cm、背やつばさの上面は灰色で、尾のつけ根は白く、先は黒色です。
カンムリウミスズメ・・・japanese murrelet 全長24cm、夏羽では頭の後ろにかざり羽がでます。三宅島の属島である大野原島で繁殖します。
カツオドリ・・・brown booby 全長73cm、くちばしは太くてとがり、尾もとがっています。背中とつばさの内側の周りは黒かっ色で、魚を発見すると急降下して水に突入してつかまえます。亜熱帯及び熱帯の西部太平洋の島々で繁殖します。
海の環境問題について
地球の表面積の70%を占める(しめる)海。平均水深も3,795mと、地球にある水のうち海が占める割合はなんと97.2%になります。広い海面と大量の水は、地球の気象(きしょう)や気候変動(きこうへんどう)、大気の成分にも大きな影響を与えていて、海が地球の環境を背負って(せおって)いるといっても言い過ぎではありません。
今、全人類が地球温暖化(ちきゅうおんだんか)という大変な問題に直面しています。これから海はどのように変化をしていくのでしょうか。また、私たちは何をしなくてはいけないのでしょうか。
先進国(せんしんこく)の近海(きんかい)では、この10年で環境意識が向上し、ビーチクリーンアップなどの活動の成果(せいか)があって、以前よりも美しさを取り戻してきています。しかし、海の汚染(おせん)は、海の色や浜辺のゴミの量など、見た目の美しさだけではなく、目に見えない形でもどんどんと進行しているのです。
問題
1. 海の平均の深さはどのくらい?
2. 海にすむ生物の種類は何種類?
3. 地球上で一番大きな生き物は?
4. 日本全土の海岸線の長さは?
5. 日本にある島の数(海岸線の長さが100m以上)はいくつ?
6. 日本の東西南北の最端に位置する島の名前は?
7. 海のない県の名前は?
8. 海賊って本当にいるの?
9. 地球の陸地をすべて削って海に埋めるとどうなってしまう?
10. 21世紀に上昇すると予想されている海面水位はどのくらい?
11. 日本にある灯台の数はいくつ?
12. 太陽の光はどのくらいの深さまで届く?
13. 海上の距離はどんな単位で測る(はかる)の?
14. 日本で起こった津波の最高の高さは?
15. 海での事故で助かる確率は?
16. おぼれた人、怪しい船、海を汚しているものを見たら?
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海の上での国境線(こっきょうせん)
テレビのニュースなどを見ていると、「領海(りょうかい)」や「排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき)(EEZ)」という聞きなれない言葉を耳にすることがあります。また、学校の授業などで「200海里(かいり)条約」について勉強したことのある人もいるかもしれません。
海には、どの国の船も自由に航行(こうこう)できる「公海(こうかい)」と、規制(きせい)のある「領海」があります。領海は、それぞれの国が自分の権利として、他国が勝手に進入することを禁止する海域(かいいき)のことで、「国連海洋法条約」によって、最大12海里(22.2km)と決められています。
この公海と領海のほかに、各国の沿岸から200海里(約370km)までの区域(くいき)は「排他的経済水域」と呼ばれます。この区域を保有(ほゆう)する国には、魚などの食べ物や石油・鉱物(こうぶつ)などの資源を開発する権利が認められているので、大変重要な場所です。周りを海に囲まれた島国である日本は、この水域(すいいき)が450万km2(日本の国土面積の約12倍!!)もあって、世界で6番目の広さを持ちます。陸地面積の大きさは60位くらいのようですから、日本が海から受けている恵みがどれだけ大きいか、想像できますね。
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