日本財団 図書館


大潮(おおしお)・小潮(こしお)
 太陽の引力も潮の満ち干の原因(げんいん)となっていますが、距離が遠いため、満ち干を起こす力は月の半分ほどです。月・太陽・地球が一直線にならぶ満月(まんげつ)や新月(しんげつ)には、二つの力が重なって海面の膨らみ(ふくらみ)が最大となります。これを“大潮”と呼びます。また、それから90度ずれたところは力が打ち消されて、ふくらみは最小となり、“小潮”といいます。
 大潮では満潮と干潮の時とで、海面の高さの差(潮差)が最大となります。
 
 
波はどこからくるの?
 波はおもに風によって引き起こされます。このような実験をしたことはありますか?
 
 実際(じっさい)の風は、何度も何度ももっと強く吹くので、大きな波になります。また、「土用波(どようなみ)」ということばを聞いたことはありますか?はるか南方(なんぽう)の海で発生した台風の波が、何千キロメートルも離れた日本へ伝わってくることがあります。このような波が「土用波」であり、一般的には“うねり”といわれます。これに対して直接風によってできた風を“風波(かざなみ)”といいます。
 
 
東京港(とうきょうこう)
 東京港は、昭和18年に国際貿易港(こくさいぼうえきこう)として開港(かいこう)しました。現在は毎年約5,000隻(せき)の外国船が入港(にゅうこう)しています。
 主な輸出(ゆしゅつ)品は、一般機械やプラスチックが多く、輸入(ゆにゅう)品では、果実(かじつ)や野菜が1位となっています。輸入品を金額に直すと、約3兆3,000億円で全国1位となります。
 東京湾には、東京港を含め、横浜港、千葉港、木更津(きさらづ)港、川崎港、横須賀(よこすか)港があり、日本の「三大湾(わん)」のひとつです。ちなみに、ほかの二つは大阪湾と伊勢(いせ)湾です。東京湾は、面積では三大湾の中でもっとも小さいのですが、取り扱って(あつかって)いる貨物量は最大です。
 
 


前ページ 目次へ 次ページ





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION