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4-2 体験型委員会での検証
 第3回委員会では、委員の皆様方に低床バスにおける現状の乗降装置、固定装置の操作を体験していただき、体験操作後に具体的改善策等のご意見をいただいた。
 
4-2-1 実施方法
(1)委員会の実施手順
 体験型委員会は、下図の手順で実施した。参加者の中から車いす使用者役、介助者役として乗車していただき、乗降装置、固定装置の評価、具体的改善策等のご意見等をご記入シートにメモしていただいた。
 
図4-2 体験型委員会の実施手順
 
【観察、計測のポイント】
○乗降装置
・歩道の高さによる勾配の変化による介助のしやすさ
・スロープの展開、格納のしやすさ
・車いすのタイプ、自重の差による介助のしやすさ 等
○固定装置
・ベルトの長さ、車いす側の固定位置を変化させた場合
・車いすスペースの位置による進入のしやすさ
・人ベルト(シートベルト)の装着 等
 
(2)体験に使用したバス
 操作体験に使用したバスは、以下の仕様のものを用いた。
a. ノンステップバス
(拡大画面:50KB)
 
b. ワンステップバス
(拡大画面:44KB)
 
(3)検討対象とした車いす乗降装置、固定装置
 
(1)乗降装置(スロープ)
 対象とする車いす乗降装置は、次の2タイプとした(図中に青で表示)。
・ノンステップ車+可搬型スロープ・車内収納(A)
・ワンステップ車+可搬型スロープ、引出し型スロープ(D)
 


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