編さん主務者のことば
競艇沿革史編さん主務者
埼玉県都市競艇組合助役
塩原 圭次郎
古くから温故知新といいますが、かの古きをたずねて、この新しきを知ることであります。全施協が昭和四十二年一月競艇沿革史編さんの事業を起した目的もまたここにあると思います。想うに競艇の歴史をとどめることは、単なる回顧ではなくして先輩諸氏の苦闘と輝かしい業績とを明らかにしながら、さらにこれを将来に向っての指針としようとする意図によるものであります。従って、これと密接な関係をもつ諸団体の沿革の大要をも収録し、これによって総合的な競艇沿革史を作り上げたい所存であったのであります。
この沿革史の編さんをお引受けしてから約二年余、この間、競艇初開催地の大村市、津市の増田正吾氏ならびに株式会社平凡社等をはじめ、関係団体多くの御協力と下記執筆者諸氏の御協力とによって遅ればせながらここに発刊の運びに至りましたことは、私の何よりの喜びと同時に、前記の方々に対し厚く感謝の意を表する次第であります。なお職務とはいえ、全施協広報部長佐藤朝吉氏ほか係員の精励に対し深く敬意を表します。
記
桐生市 野村正巳
阿左美水園競艇組合 矢内利喜蔵
関東開発株式会社 酒井繁嘉
群馬県モーターボート競走会 山本 茂
埼玉県都市競艇組合 村上晋正
戸田競艇組合 広田米雄
埼玉県モーターボート競走会 阿久津喜三
東京都 小野寅吉
東京都十市競艇事業組合 橋本 白
関東興業株式会社 小高吉男
府中市 山崎英世
株式会社平和嶋 坂本正二
青梅市 宿谷 創
西武建設株式会社 藤沖匡弘
東京都モーターボート競走会 木谷憲七郎
相模湖モーターボート競走組合 山口松雄
神奈川モーターボート競走会 大隅憲二
浜名湖競艇企業団 内山克己
湖西町 忠内忠一
静岡県モーターボート競走会 菅沼三雄
蒲郡市 鈴木悦治
岡崎市 戸松勝男
常滑市 森下喜久夫
半田市 榊原市平
愛知県モーターボート競走会 加賀井直道
津市 朝日立春
三重県モーターボート競走会 太田信雄
滋賀県 山本粂一
びわこ企業株式会社 佐藤庄一
滋賀県モーターボート競走会 三浦彌一
武生三国モーターボート競走施行組合 楠 須定夫
三国競艇施設株式会社 志田正喜
福井県モーターボート競走会 山下 勲
大阪府都市競艇組合 木村速雄
箕面市 乾 光雄
住之江興業株式会社 藤戸寅三
大阪府モーターボート競走会 蔭山幸夫
尼崎市 肘井健恩
伊丹市 多川玉幸
兵庫県モーターボート競走会 松村留吉
倉敷市 山田幸夫
岡山県モーターボート競走会 真野威郎
宮島競艇施行組合 西垣武史
広島県モーターボート競走会 荒二井 竹三郎
徳山市 林 和美
光市 山根克義
下関市 岡山樵一
美禰市ほか一市二町競艇組合 中島 肇
山口県モーターボート競走会 藤井清人
鳴門市 歌川重雄
松茂町 里見義夫
徳島県モーターボート競走会 田中 要
丸亀市 森山 勲
香川県モーターボート競走会 笠井利男
北九州市 松本義興
芦屋町外二ヶ町競艇施行組合 楢崎秀俊
福岡市 財津雄弍
福岡県モーターボート競走会 藤村魁一
唐津市 坂本幹夫
佐賀県モーターボート競走会 谷口武彦
大村市 土井音之助
長崎県モーターボート競走会 幸尾清治
一 準備
イ 本の規格を本文八百頁、A5判、布表紙、背金文字、箱入れとし、調製部数を一千部とした。(出来上がりは九百余頁)
ロ 「平凡社」から実物見本と表紙見本の提供を受けた。
ハ 本文は、原文の抜萃以外はなるべく現代の書き表わし方によることとしたが、漢字は当用漢字と従来の漢字をあわせて用いることとした。
ニ 原稿用紙は四百字詰を使用し、内容はそれぞれの高天ヶ原時代から原稿締切期までとした。なお、図表類はなるべく少なく、写真は三、四枚程度とした。
ホ 原稿締切は昭和四十三年六月末日までとした。(実際には、各関係団体からの原稿提出は締切りまでに七件で、最後の原稿が到着したのは、昭和四十五年二月十八日である)
ヘ 年表は当方で作成し、昭和四十五年四月まで掲出した。
二 着手
イ 執筆者の推せん要請
昭和四十二年三月十六日、四月十八日の二回にわたり各関係団体へ沿革史の原稿執筆者の推せん方を要請した。
ロ 地区別の執筆者会議ならびに執筆者全体会議を開催して、編さん内容を説明するとともに、執筆上の疑義等について打合わせを行なった。
三 編集作業
昭和四十二年 年表資料の収集。
昭和四十三年 年表資料の収集と原稿作成。到着原稿の整理(誤字・脱字の訂正、横書き・鉛筆書き原稿の浄書、図表類の浄書)。字数・行数計算と仮割付け。
昭和四十四年 前年に同じ。
昭和四十五年 遅着原稿の整理。年表記事の追加。本割付け。印刷業者の選定と発注手続。
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