6.3 津波発生装置の機能
図6-3〜6-5は、代表地点における津波波形を示し、各々、規模1(チャンバー内の水位高さ30cm)、規模2(チャンバー内の水位高さ45cm)、規模3(チャンバー内の水位高さ60cm)のものである。
どの測点もチャンバー内の水位高さが高くなるほど津波も大きくなっているが、津波の到達時間や波形パターンに変化はみられない。またゲート操作によって発生させた津波( 図5-2参照)と、津波発生装置によって発生させた津波を比較すると、津波の到達時間や波形パターンは非常に良く似ている。津波波高の大きさは、ゲート操作によるものよりも小さいが、それでも規模3の御坊で320cm強、大阪で40cm強ほどでている。
なおここでは示していないが、津波の再現性も非常に高く、津波発生装置の性能の高さを確認することができた。
図6-3 津波発生装置による津波波形(規模1)
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図6-4 津波発生装置による津波波形(規模2)
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図6-5 津波発生装置による津波波形(規模3)
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