ト. その他の人工物
その他の人工物は、10項目に小分類し、(1)木類(人工物)、(2)粗大ごみ、(3)オイルボール、(4)その他に中分類し、計数した。
その他の人工物総量は66,513.4g、981個であった。図3.1.2-24にその他の人工物の内訳を示す。
個数比率は、「木類(人工物)」が96.2%と大半を占めていた。
これらの「小分類」を項目別に個数を集計し、その他の人工物項目別上位6品目を図3.1.2-25に示した。
「木類(人工物)」として分類されたものは「木炭」が487個と最も多く、次いで「木材・木片(角材・板)」392個、「花火」39個、「不明物(その他)」11個、「燃え殻」8個、「不明物(木類)」8個の順であった。
「その他」の内訳としては、「複合素材のサンダル」、「ろうそく」なども採集された。
漂着物におけるその他の人工物の占める割合は低く、その供給源としては、海岸の利用者が直接海岸に放置したものによるものと推察され、海岸管理者を通じて海岸利用者への啓発が必要であると考えられる。
図3.1.2-24 その他の人工物内訳比率
図3.1.2-25 その他の人工物項目別上位6品目
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