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図3.1-5  脂肪族エポキシと芳香族エポキシの粘度、分子量との関係
 
図3.1-6 エポキシと変性剤の粘度、分子量との関係
(脂肪族エポキシ/芳香族エポキシ=5/5)
 
 芳香族変性剤と同様に脂肪族エポキシ、及び変性剤量が多くなるほど粘度は低くなる傾向にあった。芳香族エポキシ比率が50%以下で目標の樹脂粘度になることがわかった。
 
図3.1-7 変性剤種類と粘度との関係
(脂肪族/芳香族比率)
 
図3.1-8 変性剤種類と粘度との関係
(エポキシ/変性剤比率)
 
 脂肪族エポキシ単独及び脂肪族エポキシ/芳香族エポキシ混合系においても変性剤の種類により粘度が異なり、三級変性剤(S14)の粘度は、芳香族変性剤(S15)に比べ低くなる傾向にあった。芳香族変性剤及び、三級変性剤は、ともにかさ高い官能基を持っているが、三級変性剤系は、より結晶性が崩れやすいため粘度が低くなると考える。塗料化の検討を行なった結果、VOC量は目標を達成し、安定性についても問題がないことがわかった。


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