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取材――株式会社 サークオン
 
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水六訓
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね術えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
 
笹川良一
 
OPINION
明日への提言
 
平成十八年度全国名流吟剣詩舞道大会は、再び全国吟詠大会発祥の地、横浜で開催されます
河田和良
 
 平成十八年度全国名流吟剣詩舞道大会(略称・名流大会)は、来る五月五日(こどもの日)、再び全国吟詠大会発祥の地といわれる横浜市の神奈川県民ホールで開催されます。
 横浜市を全国吟詠大会発祥の地といいますのは、横浜市中区本牧にある八聖殿で、昭和九年七月、当時、たいへん盛んになってきた吟詠界の先駆者たちが一堂に会した第一回全国吟詠発表大会(安達謙蔵先生主催)が盛大に開催されたからであります。このことを評して、笹川良一財団創始会長は「八聖殿は吟詠興隆のメッカである」といわれるとともに、笹川鎮江財団二代会長も何度かこの大会に出演したことがあると言っておられました。
 残念ながらこの大会は、戦中の昭和十八年五月の第十回大会をもって中止となりましたが、この全国大会の流れが、戦後の全吟倶楽部主催の全国名流吟詠大会につながり、今日の全国名流吟剣詩舞道大会に引き継がれていると聞いております。
 八聖殿は全国吟詠大会開催前年の昭和八年十一月、漢詩「太平洋上作有り」や「阿蘇山」などの作者として知られる安達漢城先生こと、元内務大臣・安達謙蔵先生によって、国民修養の殿堂として建立されました。
 また、戦後の八聖殿での大会は、昭和三十六年十月に安達謙蔵先生の十三回忌追悼全国大会が開催されたのを皮切りに、日本吟詠総連盟、神奈川県吟剣詩舞道総連盟、横浜市吟剣詩舞道連盟などによって多くの吟詠大会が開催されてきました。
 昭和六十一年五月五日、横浜文化体育館で開催された昭和六十一年度全国名流吟剣詩舞道大会に続く、今年度大会の企画構成番組は「八聖殿を讃える」―相模の景観と八聖殿讃歌―と題して開催されます。どうぞ、ご期待いただきたいと存じます。


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