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取材――株式会社サークオン
 
*おことわり=榊原静山先生執筆「吟詠家・詩舞道家のための日本漢詩史」は、誌面の都合により今月号は休載いたします。
 
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水六訓
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
 
笹川良一
 
OPINION
明日への提言
 
少壮吟士三十周年記念
チャリティーリサイタル宮崎公演が開かれました
河田和良
 去る六月二十六日(日)、宮崎市民文化ホール大ホール(収容人員一、八六七名)で、財団全国少壮吟士会主催による「少壮吟士制度発足三十周年記念吟詠チャリティーリサイタル」の宮崎公演が開催され、大盛会の裡に無事終了しました。
 このリサイタルは、少壮吟士誕生三十周年を記念して全国四地区(宮崎、新潟、岡山、大阪)で行なうツアーの最初の公演でしたが、ご来場の皆様から大好評を博すという、上々のできばえの大成功にたいへん安堵しました。
 また、このたびの公演が、財団の青少年吟剣詩舞道育成基金協賛並びに財団が、ご支援ご協力を皆様にお願いしているハンセン病回復者自立支援事業協賛公演として開催されましたことに深く感謝を申し上げます。
 公演では恒例の第一部「少壮吟士愛吟集」と第二部に「美しき まほろばの里−世界のふるさと にっぽん―」と題した企画構成番組が披露されました。この企画構成番組は、全国四地区とも同じ脚本で演じられますが、出演される少壮吟士や賛助出演の剣詩舞道家の方々は地区ごとに大幅に変更されて演じられるとうかがっています。
 企画構成番組の舞台両サイドには、財団創始会長笹川良一先生、財団二代会長笹川鎮江先生の大きな写真パネルが掲げられていました。この番組には、俳優の中川雅夫さんと女優の藤代由紀子さんご夫妻が特別出演され、少壮吟士の皆さんの「お父さん、お母さん」とも呼ばれていた笹川良一先生、笹川鎮江先生ご夫妻のご活躍や戦時慰問中のご夫妻の出会いなどが、軽妙な会話のやり取りで紹介され、その中で舞台転換が行なわれるという、たいへん斬新的な企画となっていました。
 少壮吟士誕生三十周年にふさわしい、たいへん素晴らしいチャリティー公演と感激しました。


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