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経営品質改善活動報告書
施設名 丹南事業所A 個別対応研究チーム 発表者 石川 淳子
 
 
No. 経営品質改善内容 取組中 取組済 効果 展開
1 目標値の設定による作業訓練について(冶具の開発)
2 作業指示書による作業状況の把握(個々に合わせた作業指導)
3 作業手法の取得および研究
4 誰でもできる冶具の開発
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経営品質改善明細表
改善内容 個々に合わせた作業環境の提供 施設名 No.
丹南事業所A個別対応研究チーム 3・4
 
[改善前]
上期の活動から、
1. 冶具の開発により作業者が限定されなくなった。
2. 作業ミスがなくなりクレームもなくなった。
3. 社員・訓練生が自分の仕事を確認できるようになり、1日分の生産量がわかるようになった。
4. 誰が見ても作業の流れがわかるようになった。
5. 冶具の利用により1人の生産数が1日1,000〜1,500個だったものが、5,000〜6,000個に増えた。
 また、職員の検品の必要もなくなり、作業人員の大幅削減につながった。
以上のような結果が得られた。
 下期では、「(1)上期活動の検討事項の改善」及び「(2)作業従事者を増やすこと」を目標とし、改善に取り組む。
 
[改善のポイント]
「(1)上期活動の検討事項の改善」
(1)作業状況や入荷状況等を、管理者と作業者の両方がわかるものにする
「(2)作業従事者を増やすこと」
(1)上期で作成した冶具を使って作業できる人を増やす
(2)新たに冶具を作成する
 
[改善後]
(1)作業状況や入荷状況等を、職員と担当の社員がともに把握できるようになった。
(2)作業を任せることが困難だと思われていた人にも、職員の検査なく、作業を任せることができるようになった。
(3)作業従事者が増えたことで、これまで担当していた比較的能力の高い人は、他の作業に入ることができるようになった。
(4)職員が検査をしなくてもよくなり、その分、他の作業者への対応にまわることができる。
(5)冶具を作成することで、誰が作業についても安定した質の製品を作ることができるようになった。
 
[改善にあたっての留意点]
製品の質を落とさず、誰もが従事できるよう、作業環境を工夫する。
作業者一人一人の作業能力、作業状況を把握する。


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