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取材――株式会社 サークオン
 
*おことわり=連載「吟剣詩舞こんなこと知ってる?」は誌面の都合により今月号は休載いたします
 
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水六訓
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
 
笹川良一
 
OPINION
明日への提言
 
本年度全国吟詠、剣詩舞、合吟、各コンクールの金、銀、銅メダル獲得への挑戦が始まりました
河田和良
 八月十三日に開幕した第二十八回夏季オリンピックアテネ大会は、十七日間にわたる世紀の祭典を無事終え、八月二十九日に閉幕しました。百八年ぶりに近代五輪発祥の地で行なわれたアテネ大会は、史上最多の二百二の国と地域が参加しました。日本のメダル獲得数は、金十六、銀九、銅十二の計三十七個と過去最多のロサンゼルス大会の三十二個を抜いて史上最多という、日本選手の躍進が目立つ素晴らしい大会となりました。
 月が変わり九月は芸術の秋です。すさまじい強風で西日本各地に被害をもたらした台風十八号、続く十九号の過ぎた好天の九月十二日(日)、まず、皮切りに東京・三田の笹川記念会館国際ホールで平成十六年度全国剣詩舞コンクール決勝大会が開催され、本年度の剣詩舞各部門上位入賞者は、オリンピックさながら、金、銀、銅メダルをその胸に誇らしげに輝かせ喜んでいました。
 私は日頃から、近年の剣詩舞の向上が特に著しいことに感心をしておりましたが、審査員のご意見を聞いていますと、剣詩舞は、最近、技術面のレベルアップがはかられ、底辺は上がったと思うが、平均化し、上への伸び、感動を与える演舞が少なくなったと嘆く声が聞かれました。芸術面、詩心表現へのてこ入れが更にはかられようとしています。たいへん頼もしいことと思いました。
 九月二十日(月・敬老の日)には、同じ笹川記念会館国際ホールで平成十六年度全国吟詠コンクール決勝大会が行なわれ、十一月十四日(日)には第三十七回武道館大会の中で、平成十六年度全国吟詠合吟コンクールが行なわれます。そして、上位入賞の個人並びに団体の皆さまの胸には、金、銀、銅メダルが燦然と輝くことになります。


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