日本財団 図書館


風通信
代表者 曽我部とし子氏
 代表者は、跡取りとして将来を託していた長男を見知らぬ男性によって殺害された。犯人は精神障害を理由に不起訴処分を受けた。人を殺した者がなぜ無罪赦免されるのか、なぜ加害者だけが法律で守られるのか、なぜ、人の命が大切にされないのか、被害者がなぜ高額な医療費の支払いを求められるのか、「風通信」は、被害に遭うことで、感じたこうした素朴な疑問を社会に向けて問いかける。1998年10月 通り魔殺人遺族の声「かぜよ」を創刊。
 ボランティア数名および編集長河原田氏の協力により、定期的に発行している。
 
犯罪被害者自助グループ「緒あしす」
代表者 青木聡子氏
 2002年9月19日愛知県にて発足。殺人事件の遺族のためのグループ。
 毎月1回、体験や希望を分かち合い、現実にどのように対処していけばよいのか考えていく目的で、定期的に定例会を開催している。
 司法行政等、各方面に関しての勉強会、情報交換の場として、被害者支援に携わっている方々の分野の専門家を招き、幅広いネットワーク作りを目指している。
 代表者の講演活動の他、2001年12月22日に名古屋にて、犯罪被害者追悼祭支援チャリティー「いのち かなでる」を開催する。
 「緒あしす」通信を定期的に発行している。
 
「緒あしす」の語源
*オアシス(英語:Oasis)
(1)砂漠の中の緑地(2)慰安・憩いの場所
 
*緒(を)について
(1)へそのを(2)糸や紐など、ものを結ぶのに使うもの(3)はなお
(4)楽器に張ってかき鳴らす糸・弦
(5)物事の長く続くこと(6)抱き続ける思い
(7)「玉(=魂)の緒」(古語)から生命
(事務局 記)
 
(社)いばらき被害者支援センターの自助グループ
「よつばのクローバー」
 2003年11月27日(水)に設立されました。茨城県内の交通事故のご遺族の方を対象に、月1回集まり、お話し合いをしています。
 会の名称「よつばのクローバー」は参加者のお嬢さんが「辛いけれど幸せに向かっていけるように」との想いをこめてつけてくれました。
 
NPO法人石川被害者サポートセンター自助グループ
「でんでん虫」
代表者:菊池邦子
 平成15年10月、交通事故被害者の方を対象に自助グループを立ち上げ、毎月1回、石川被害者サポートセンター事務局内で行われています。
 会の名称は、美智子皇后様のお言葉の中から感動した、かたつむりの童話から名前をつけ、ゆっくりと急がずに会を進めていくことで決まりました。
(事務局 記)
 
「犯罪被害者支援の日」第2回中央大会プログラム
12:00 開場
13:30 開会
開会の挨拶
山上 皓 全国被害者支援ネットワーク会長
13:35 来賓の挨拶
國松孝次氏 (財)犯罪被害救援基金常務理事
森田文憲氏 日本財団常務理事
13:50 被害者支援に携わって
南谷紀美子(社) 被害者サポートセンターあいち
14:00 被害者支援の歴史と現状
被害者支援の歴史、全国被害者支援ネットワーク加盟組織の紹介、被害者自助グループの活動紹介
野田美和 全国被害者支援ネットワーク事務局長
14:20 犯罪被害者の声
・小さな家 大久保純也氏
・交通事故後遺障害者家族の会 鬼澤 雅弘氏
・被害者支援都民センター自助グループ 村井 玲子氏
・北海道交通事故被害者の会 内山 孝子氏
・犯罪被害者支援の会 アピュイ 青木 和代氏
15:20 特別講演 「『絶望』から遠ざかる勇気と支援を」
高橋シズエ氏 地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人
15:45 休憩、(20分)
16:05 犯罪被害者支援策の充実を目指す第2回中央大会決議
蔭山英順 全国被害者支援ネットワーク副会長
16:10 コンサート くぁるてーとさくら
17:05 閉会の挨拶
大久保恵美子 (社)被害者支援都民センター事務局長
全国被害者支援ネットワーク理事
17:10 献花
―苦難の道を歩まれた、犯罪被害者に連なる全ての先人たちを悼んで―
17:30 閉会
 
【街頭行進】会終了に引き続き、会場周辺の街頭行進が予定されています。(自由参加)
【展示パネル】2階ホール前に、各参画団体の展示パネルがございますので、ご覧下さい。
 
共同参画:
地下鉄サリン事件被害者の会、小さな家、NPO法人犯罪被害者支援の会appui、北海道交通事故被害者の会、NPO法人交通事故後遺障害者家族の会、あひる一会、風通信、犯罪被害者自助グループ「緒あしす」、「生命のメッセージ展」実行委員会、被害者支援を創る会、(社)被害者支援都民センター自助グループ、(社)いばらき被害者支援センター自助グループ「よつばのクローバー」、NPO法人石川被害者サポートセンター自助グループ「でんでん虫」
 
犯罪被害者支援策の充実を目指す第2回中央大会決議(案)
 平成15年10月3日に開催された「犯罪被害者支援の日」制定記念・中央大会において、主催者である全国被害者支援ネットワークは参画団体とともに、犯罪被害者支援策の充実を願う要望書を発表致しました。そこでは、犯罪被害者は刑事事件の当事者であり、犯罪被害者への支援は国・社会の当然の責務であるとの認識の下に、犯罪被害者の権利を尊重し保護するために必要な諸施策の実現が求められています。
 その後1年の間に、国政のレベルにおいて犯罪被害者基本法の制定を目指す動きが始まるなど、支援策充実に向けての気運は高まってまいりましたが、この間に具体策として新たに実現したものはまだありません。
 犯罪被害者の真のニーズに応える支援サービスの充実を目指し、全国被害者支援ネットワークおよびこの中央大会に参画している13団体は、昨年の中央大会に引き続き、犯罪被害者支援のための次のような施策が、国、地方公共団体および社会によって早急に行なわれることを強く求める決議を採択致します。
 
【犯罪被害者支援機関に対する財政的支援の充実】
1. 民間被害者支援機関および被害者・遺族自助グループの設立・運営を支援し、全国的な被害者支援体制を確立できるよう財政的支援の充実を図る。
2. 被害者支援についての研究・教育・研修等を行なう「犯罪被害者総合支援センター」(仮称)を設立する。
 
【犯罪被害者の被害回復と生活支援の充実】
3. 被害者の被害回復のための制度を整備する。
4. 被害者に対する生活支援サービスを拡充する。
5. 重い後遺障害を有する被害者に対する医療・介護サービスを充実させる。
 
【犯罪被害者の二次被害と再被害の防止】
6. 報道機関による被害者のプライバシー侵害を防止する。
7. 被害者が再被害を受けることがないよう、被害者の安全確保手段を充実させ、また加害者に対する有効な再犯防止プログラムを開発する。
8. 犯罪被害者に対する差別・偏見・忌避意識などを社会のあらゆる場面から無くすように啓発する。
 
【犯罪被害者の司法参加の推進と、被害者への情報提供の充実】
9. 被害者の刑事手続きや保護手続きへの参加を推進し、被害者による直接的な意見陳述や、被告人に対する直接的な質問、その他必要な行為ができるようにする。
10. 被害者への情報提供を充実させ、犯罪および加害者についての情報提供や、捜査状況に関する情報提供を十分なものとする。
 
【犯罪被害者基本法の制定】
11. 犯罪被害者支援が、国や地方公共団体の責務であることを明らかにした「犯罪被害者基本法」を早急に制定する。
 
 以上、ここに決議します。
平成16年10月3日
平成16年「犯罪被害者支援の日」第2回中央大会
 
編集後記
 本日、2回目を迎えることとなった、「犯罪被害者支援の日」中央大会にて、この冊子を参加者のみなさんのお手元にお届けすることとなり、大変うれしく思っております。
 昨年「犯罪被害者支援の日」制定記念・中央大会は当ネットワーク事務局としても、初めての自助グループの方々との共同での取り組みでありましたことから、試行錯誤の開催でした。
 今年の第2回中央大会では、7月から2回の大会準備委員会を設けましたが、昨年の参画団体の代表者の方がまたご出席してくださり、昨年の経験を生かし、いろいろな提案をいただきながら、早くから準備に取り掛かかることができました。
 街頭行進、会場での合唱、展示ブースの使用法、被害者の声のご発言の仕方、決議などについて昨年と違った工夫をさせていただくことになりました。
 また、昨年同様、参画団体のみなさんをご紹介するこの冊子を、発行する運びとなりました。
 こちらで持っております写真等は、可能な限り編集の中で掲載せさせていただきました。また、当事務局体制をよくご理解してくださり、参画団体のみなさんは、完璧な入稿前の原稿にして提出して下さったりして、ずいぶんとご協力をいただきました。
 この参画団体の方々の暖かいご協力により、事務局にずいぶんエネルギーをいただいております。大会運営に関して、いつも迅速に電子メールやファックスにて、ご意見やご返答をいただき、この場をお借りして御礼申し上げます。
 この大会は第1回目と同様、参画団体の方々の手でご一緒に、作り上げた会となります。この冊子をお手にとられた方々も、どうかこれから、この大会の副題ともなっております、いっしょに被害者・ご遺族の方々の現状をみつめ、ひととして、わたしたちができること、考えてみていただけたら幸いです。
 最後になりましたが、いつも事務局を支えて下さっているボランティアスタッフのみなさん、全国キャンペーンの最中、応援に駆けつけて下さったセンターの支援者の方々、更に、いつもぎりぎりまで入稿を待ってくださるヨシダ印刷の越沼正春氏に、深く御礼申し上げます。
全国被害者支援ネットワーク事務局長
野田美和


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