資料4 検証試験参考資料
資料4-1
救命艇離脱装置の操作方法(操作試験時の説明資料)
1. 離脱装置の構造
ダビット式救命艇は、船首部及び船尾部の2点で吊り索により吊られて降下する。海面に着水後、前後2点の吊り索を開放して本船から離脱する。この吊り索を前後同時に開放する機構が離脱装置である。前後の離脱装置は操縦席の離脱ハンドルとワイヤーで連結しており、ハンドルを引くことで開放される。
また、着水前にハンドルを操作すると落下着水となり危険なため、船底にフロートがあり、着水後でないと、そのままハンドルが引けない構造になっている。
2. 離脱装置の操作方法
ハンドルが何かにぶつかって、動いてしまわないように安全ピンが差し込まれている。ハンドル操作の前に必ず安全ピンを抜く必要がある。また、ハンドルは、戻し忘れを防ぐために、自動的に元の位置にもどる機構が付いている。
緊急時等に、オンロード離脱(着水前に空中で離脱すること)する際には、インターロックを解除する必要がある。その場合、インターロックレバー保護カバーを開け、中のインターロックレバーを自分で引きながらハンドルを操作する。
図1 離脱機構の概要
資料4-2
救命艇離脱装置(改良品)操作マニュアル
1. オフロード離脱操作方法(水面に着水後の離脱)
2. オンロード離脱操作方法(水面に完全に着水する前の離脱)
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