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 このボートの特色として、特殊なフェンダーと船内に取り付けられた手錠が挙げられる(写真7、8)。フェンダーは、衝撃を吸収し、他の船舶と衝突しても壊れず(相手船を破壊せず)、変形しても元の形状に戻る特殊なポリマーを素材としており、これを船舶に設置することで、強行接舷等アグレッシブな操船を可能にしている。次に手錠であるが、これは逮捕した犯人を拘束したり、業務時に隊員が装備、携帯する小銃や12-gaugeショットガンを固定する為に設置している。
 
写真7: フェンダー
 
写真8: 手錠
 
 また、MSSTは、現場海域へなるべく早く到達する為に陸、海、空全ての移動手段を有しており、ボートを基地から専用の牽引単(写真9)によって移動するほか、ヘリで吊り上げ、現場海域へ向かう事も可能にしている。
 
写真9: 専用の牽引車
 
写真10: 前部銃座


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