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ご挨拶
 
財団法人 日本太鼓連盟
会長 紀内隆宏
 
 本日は、第8回日本太鼓全国フェスティバルにお越しいただきありがとうございます。
 財団法人日本太鼓連盟は本年で設立8年目を迎えます。任意団体であった25年前から日本財団のご支援をいただき、太鼓関係者や関係団体のご協力によって、現在では36都道府県が支部として加盟、団体数は820チームを上回り、会員総数も2万3千人と着実に前進してまいりました。
 今年3月には岐阜県羽島市において、次代を担うジュニアの健全育成と日本太鼓の後継者づくりを目的に「第6回日本太鼓ジュニアコンクール」を開催いたしました。全国32都道府県276チーム3,366名による予選を実施、その中から選ばれた38チームが日頃の練習の成果を競い合い、2度目の出場となる「宮崎県華太鼓かんなの会ふじ組」が初の栄冠に輝きました。また、10月には長野県諏訪市において全国から障害者チームが一堂に会し「第6回日本太鼓全国障害者大会」を開催いたします。一方、海外においても、今年に入り、アメリカ太鼓連盟、ブラジル太鼓協会が相次いで発足し、海外における日本太鼓の普及と太鼓を通じた国際コミュニケーションが今後ますます期待されております。
 このように、日本太鼓が脚光を浴びるなか、日本各地を代表する太鼓チームが一堂に会し、本フェスティバルを開催できますことは大変喜ばしいことであります。
 お忙しい中ご来場下さいました皆さまには、わが国の代表的なチームの力強い響きを最後までごゆっくりお楽しみいただくとともに、これを機に日本太鼓を身近に感じていただければ幸いと存じます。
 最後になりましたが、山形県、天童市、(財)日本太鼓連盟山形県支部並びに本フェスティバルの開催にご協力いただきました関係各位に心から感謝いたしますとともに、皆さま方のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げます。
 
 
山形県知事
2004太鼓の共演in天童
実行委員会名誉会長
高橋和雄
 
 このたび「第8回日本太鼓全国フェスティバル〜2004太鼓の共演in天童〜」が山形県天童市において盛大に開催されますことは、誠に光栄であり大きな喜びとするところであります。また、全国から御参加いただきました日本太鼓愛好家の皆様を心から歓迎申し上げます。
 日本太鼓は、古来神事や祭礼において、または伝達手段として重要な役割を担う楽器として日本各地に伝わり、郷土の特色を色濃く伝える伝統芸能として継承され、今日では世代を問わず多くの方々に親しまれております。
 本大会では、日本各地から選抜された日本太鼓愛好団体の皆様が集い、勇壮かつ華麗な撥さばきを御披露されますが、各団体の特徴を生かした躍動感のある演奏は、私たちに新たな感動を与えてくれるものと確信しております。
 本県では、昨年10月に「第18回国民文化祭・やまがた2003」が開催され、多くの県民が様々な文化に触れたことにより、生活に潤いをもたらす芸術文化の重要性について認識を新にすることができたものと考えております。
 このような折、本県で日本太鼓フェスティバルが開催されますことは誠に意義深く、県民の伝統芸能への理解を深め、本県芸術文化の向上に資するものと存じます。
 出演される皆様には、日頃の活動の成果を十分に発揮されますとともに相互の交流を深められることにより、本フェスティバルが新たな太鼓文化の創造に寄与されるよう御期待を申し上げるところであります。
 終わりに、本フェスティバルの開催にあたり、多大な御尽力をいただきました財団法人日本太鼓連盟をはじめ関係各位に心から感謝を申し上げ、本フェスティバルの成功を祈念いたしまして祝辞といたします。
 
 
天童市長
2004太鼓の共演in天童
実行委員会大会会長
遠藤 登
 
 全国各地から「2004太鼓の共演in天童」にお越しいただいた出演者の皆様に、敬意と感謝を申し上げ、6万4千市民とともに心から歓迎いたします。
 昨年は、本県を会場に「第18回国民文化祭・やまがた2003」が開催され、芸術文化の振興が図られたところであります。本市においても4つの事業が展開されましたが、その国民文化祭の協賛事業として開催された「全国和太鼓競演大会in天童」は、時宜にかなった誠に意義深い大会でありました。
 さて、和太鼓は古来より日本の伝統文化として親しまれ、祭典や民俗芸能に欠かせないものであり、命の鼓動と共鳴して士気を鼓舞する代表的な和楽器であります。依然として景気の低迷や雇用不安が続く最近の社会経済情勢にあって、和太鼓をはじめとする芸術文化の振興は豊かな心を育むとともに、現代人が忘れがちな人間性を回復させ、地域の活性化にも大きな効果をもたらすものであります。
 このたび、全国から参集され本大会に出演される皆様の演奏が、多くの聴衆の方々の魂に深く響きわたることをご期待申し上げます。そして、この大会が天童市の芸術文化活動の歴史の新たな1ページとして刻まれることを確信しております。
 本大会の開催にあたり、ご尽力いただきました(財)日本太鼓連盟を初め実行委員会の皆様、ご支援・ご協力を賜りました関係者の皆様に心から感謝申し上げ、祝辞といたします。
 
 
財団法人
日本太鼓連盟山形県支部長
山形県太鼓連盟会長
2004太鼓の共演in天童
実行委員会委員長
龍 連山
 
 本日ここに、第8回日本太鼓全国フェスティバルが、2004太鼓の共演in天童実行委員会による主管事業として、ここ天童市で開催されますことを誠に喜ばしく、全国各地より参加されます団体の皆様を心より歓迎を申し上げます。
 和太鼓の響、“遠い昔、母の胎内で聞く鼓動の音にも似た響”民族の魂の音として、あらゆる音の中で最も共感・共鳴・感動のボルテージが高く伝わるもの、それは命の鼓動との再会です。
 太鼓との出会いで昭和60年鼓友に呼びかけ、当時11団体で山形県太鼓連盟を創設、太鼓フェスティバル・太鼓講習会等、和太鼓文化伝承・発展に微力を注いでまいりましたが、昨年度の第1回の競演大会を皮切りに、山形県並びに天童市を初め、官・民関係機関のご理解とご協力により、実行委員会を組織させていただき、本年度のフェスティバルを迎えることが出来ました。
 全国を代表する県外からの鼓友と、県内山形県太鼓連盟傘下の鼓友の和太鼓の響きが、皆様にパワーと感動を与え、明日への活力となりますことを願い、協賛を賜りました日本財団並びに開催に御尽力を賜りました実行委員会の皆様、後援をいただきました関係各社様、報道機関の皆様、広告後援を賜りました各社様、そして出演団体、鼓友の皆様、関係各位の皆様のご支援、ご協力に心より感謝申し上げ御挨拶といたします。







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