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大阪府堺市 「自立ホーム かおりハウス」
(1)建物
・3階建て
・家庭用エレベーター
・賃貸(大家さんの理解で、建設時からグループホーム用に建てた)
・2002年に建てられた
(2)入居者
・女性4名〜身障4名(1名重複)脳性麻痺、筋ジストロフィー
・自立歴9年、4年、2年と色々な人が入居
(3)介護者待機スペース
・3階(6畳)〜介護者宿泊や会議などに使う
 
(4)運営面
・入居者の思いを尊重する
・日中は近くの作業所に通う
・入居者がいるときは、必ず誰かいる。
・入居者それぞれなので、お部屋がその人のお宅と考える
(5)介護
・24時間介護(1対1または1対2の介護)
・ヘルパー利用
・ボランティア(大学生など)
・有償ヘルパーを主に食事づくりに利用
(6)その他
・1階にお風呂、トイレ、脱衣所から移動用リフトあり
・家庭用エレベーターあり
・ホーム内禁煙
・家賃350,000円/月大家さんに支払う(一人月額50,000円)
・堺市のグループホーム補助金(年間3,000,000円)
 
 
 
自立ホーム かおりハウス(間取り略図)
1階
 
2階
 
3階
 
 グループホームの近くに日中のアクティビティを行える通所施設がある。
 現在、横須賀市で実施されているグループホーム「はなえみ」の取り組み。
 
・社会福祉法人「みなと舎」が2003年10月に設立したグループホーム。
・知的障害者地域生活援助事業(グループホーム)と居宅介護事業(ホームヘルプサービス)の支援費制度を使っています。
・建物の1階がグループホーム、2階が地域生活支援センターのつくり。
・重症心身障害のある4名が暮らしています。
・日常にたくさんの介護が必要なメンバーで、吸引や経管栄養が必要な人もいます。
・昼間は隣にある通所施設に通い社会参加で外出するなどの活動をし、夕方ホームに帰る。
・支援の特徴は、入居者の障害の重さに対応するため、1対1の支援態勢をとっています。
 地域の主婦の力が、非常勤職員として障害の重い人たちの1対1の日中活動を経験して、援助のしかたを身につけたうえで、ヘルパー資格をとり仕事についています。
・生活は、6人のグループホーム世話人と入居者の個別支援にあたるホームヘルパーの連携によって支えられています。
・常勤世話人は毎日変わる非常勤の援助態勢のなかで人によって支援のしかたが変わらないように生活の質を保つ役割をしています。
・ヘルパーは、入居者が週末などを自宅ですごすときには、必要に応じて自宅にでむきくしくみがあります。
・重度の知的障害と、重度の身体障害をあわせもつ入居者が、一人の生活者として健康に暮らし、社会参加するために必要な支援と量を一つ一つ明らかにし、それをわかりやすい表にまとめたうえで横須賀市と協議されたそうです。
・障害の重さにかかわりなく入居者を一人の自立した生活者とみる「みなと舎」の基本姿勢と、1対1の援助態勢と援助の質をたもつための工夫がされています。
 
はなえみの見取り図(みとりず)







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