日本財団 図書館


北前船模型
当館蔵。一般的な北前船の模型として、1988年に製作した。
全長185cm。
 
船図(幸福丸 掛け軸)
 
京都府立丹後郷土資料館蔵
 絵馬藤筆。明治時代か
 北前船を描いた絵図は、一般的には「船絵馬」として神社へ奉納される場合がほとんどであるが、この様に掛け軸仕立ての「船絵馬」は珍しい。そのため極めて保存状態がよく、当時の様子をよく伝えてくれる。
 この船図は、宮津市由良の廻船業に従事していた家に伝えられていたもの。毎年正月に床の間に掲げて、海上安全と商売繁昌を祈った。
 
作り出し奉納額
神戸大学海事資料館蔵
 文政7年(1824)に船頭鍋屋正兵衛が奉納したもの。薄い板を張りつけて船の形を表現した珍しい奉納絵馬。船大工が製作したと思われる。
 
船絵馬
神戸大学海事資料館蔵
 延享4年(1747)に奉納された絵馬で、図柄も古式であり、江戸中期の和船の様子をうかがえる資料として貴重である。
 額は、枠の先が出た珍しい様式である。
 背景には、これを奉納したと思われる神社が描かれている。前にいる船乗りがキセルで煙草を吸っているのはおもしろい。







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