日本財団図書館（電子図書館）　奄美群島における静脈物流ネットワークのあり方に関する調査研究　?報告書?

参考2 奄美群島の市町村におけるリサイクル資源の取扱い状況（総括表）

（1）名瀬市

（1）一般廃棄物

1）ごみ排出・処理状況（平成13年度）

市町村名	総人口	ごみ総排出量（t）	1人1日当たりの排出量（g）	集団回収量（t）	ごみ処理量				中間処理後再生利用量合計（t）	リサイクル率（%）	最終処分量合計（t）
					直接焼却量（t）	直接最終処分量（t）	焼却以外の中間処理量（t）	直接資源化量（t）
名瀬市	43,151	21,327	1,354	57	16,180	0	4,994	153	1,143	6.3	3,380

資料：鹿児島県「鹿児島県の一般廃棄物処理」（平成16年度）

2）ごみの分別状況（平成15年8月時点）

市町
村名

分類数

可燃

不燃

粗大
（可燃）

粗大
（不燃）

ペット
ボトル

無色
ガラス

茶色
ガラス

その他
ガラス

アル
ミ缶

スチー
ル缶

発泡
スチ
ロール

紙類

蛍
光
灯

乾
電
池

そ
の
他

名瀬市

○

資料：鹿児島県「鹿児島県の一般廃棄物処理」（平成16年3月）

3）ごみ減量・再資源化への取組状況

市町
村名

収集ごみ処理
の有料化

条例の制定

環境美化の
協議会

環境美化運動

推進審議会
の設置の有無

家庭
のみ

家庭＋
事業所

事業所
のみ

無料

有無

内容

罰則の
有無

罰則適用
の有無

設置
済み

検討中

予定
無し

名瀬市

○

有

放置自動車

有

○

・市民清掃日
（毎月第三日曜）

有

（2）使用済自動車

1）使用済自動車の放置退蔵状況

資料：アンケート調査により作成

2）使用済自動車の放置退蔵に対する市町村の取組み

・使用済自動車等を発見次第、警察と共同調査の上、最終所有者に撤去を促している。

3）自動車リサイクル法関連事業者数（平成16年11月9日現在）

市町村名	解体業者	許可申請中の解体業者	破砕業者	許可申請中の破砕業者
名瀬市	3社	1社	1社	0社

4）使用済自動車の島外への輸送状況

港までの荷姿	一時保管場所	船種	出発港	到着港	海上運搬時の荷姿	単位あたり運賃
トラック直積	有	チャーター船	名瀬港	鹿児島港	重ね積み	4,000円～6,000円
トラック直積	無	フェリー	名瀬港	鹿児島港	コンテナ	3,000円～5,000円

5）使用済自動車の処理・輸送の問題点

・海上輸送を伴うためコスト高となり、引取り価格が高い。

6）自動車リサイクル法に関連しての問題点・提案

・法施行後、速やかに出えん措置を実施して欲しい。

・資金出えん額の割合を100%にして欲しい。

（3）廃家電4品目

1）家電4品目の不法投棄・放置台数

年度	テレビ不法投棄処置台数	エアコン不法投棄処置台数	冷蔵庫不法投棄処置台数	洗濯機不法投棄処置台数	不法投棄処置台数合計
平成13年度	38台	12台	12台	15台	77台
平成14年度	68台	7台	20台	25台	120台
平成15年度	108台	17台	32台	30台	187台

2）廃家電4品目の処理・輸送に関する問題点

・廃家電のリサイクルに海上輸送を伴うため、収集運搬料金が割高となっている。

3）家電リサイクル法についての問題点・ご提案

・離島は収集運搬料金が割高となっているため、島内への指定引取り場所の設置など、負担軽減策を講じて欲しい。

（4）その他の廃棄物

1）問題となっているその他の廃棄物

問題点・課題	該当する廃棄物の種類・量	市町村による取組み
（1）不法投棄が発生している廃棄物等	FRP船	なし
（2）退蔵している廃棄物等	-	-
（3）処理基準に反した不適当処理が発生している廃棄物等	-	-
（4）その他	-	-

2）その他の廃棄物の島外搬出に関する問題点・課題

・以前紙パックの分別収集を計画していたが、有償引取りでも海上輸送費は支払わねばならず、結果的に逆有償という形になったので断念した経緯があり、離島におけるリサイクルの限界を感じている。