第7章 木造船建造の技術伝承と記録保存方法について
本事業の主目的の一つである、木造船建造の技術伝承と記録保存については、次のとおり実施する。
□技術伝承について
本事業では、木造船建造技術の伝承が主目的のひとつである。このため、建造に際しては、伝統的な工法をもちいて、また、伝統的な作成の流れに従い、建造をおこなっていく。
さらに、ひろく建造行程を知ってもらうために、建造中に各建造段階において「見学会」の開催を企画する。建造行程の公開にあたっては、材木、刃物等が建造現場には常におかれていることから、見学者の安全に十分配慮して、日程等を決定することとする。
□記録保存について
技術伝承、保存をより確実にすすめていくために、建造行程のビデオによる録画を実施する。なお、建造行程のすべてを録画することは、事業規模から困難である。このため、次頁以降に掲載した、木造船建造の流れにもとづき、建造の各段階ごとで録画日を船大工と録画を行うものとの間で調整し録画をおこなうものとする。
□その他
なお、本事業で建造される木造船の耐用期間経過後は、解体せずに保存することが検討されるが、保存方法等については、今後、検討をすすめていくものとする。
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