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4. 掘削孔の長期安定化
 ライザー管を利用して海底下深部まで効率よくケージング(孔が崩れないようにするためのパイプ)を挿入することができ、その孔を利用した長期にわたる孔内計測が可能となります。
 
5. ドリルパイプ長の延伸
 ライザー管は、海底と船との間で引っ張り力が加わった状態にあるため、中を通るドリルパイプは、余分な曲げを受けることがなく、その分、ドリルパイプを延伸できます。試算では、ライザー管を使用しない従来のライザーレス掘削では、ドリルパイプの延伸は約9,000mが限度であるのに対し、ライザー掘削では、マントルに到達することのできる約11,000mまで延伸することが可能となります。
 
堆積物に含まれる微化石
 
科学掘削船(JOIDES Resolution号の研究室)
 
半裁されたコアの断面写真
 
地球深部探査船「ちきゅう」
基本設計の概要
 
主要寸法 喫水と排水量 搭載人員
船体全長:210m
幅:38m
深さ:16.2m
喫水:9.2m
満載排水量:約60,000トン
最大搭載人員:150名
 







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