吐血・下血
口〜肛門のどこかでの出血。喀血は鮮紅色、吐血は暗赤色。
止められる出血か、否か。止血手技による苦痛は?DICの合併は?
<薬物療法>
止血作用薬剤:アルミニウム、マグネシウム製剤(例 マーロックス)
トロンビン10,000〜20,000単位/50ml 牛乳 経口投与
(注量:アドナ、トランサミンはDlCには禁忌)
H2受容体拮抗薬:シメチジンなど
・蘇生が可能な場合:ルート確保
・蘇生が困難な場合:持続皮下注射による鎮静
■出血の可能性がある場合は今後の治療方針、患者の意思確認が重要
■施設内(病院など)であっても輸血の適応は慎重に判断すべき
■出血時の不安、家族ケアから赤、緑、青の毛布、タオルを準備しておく
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