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primary ductとsecondary duct
◎Primary ductは胃と連絡するmain ductである
◎1本の管状構造をとるが、腸管縦隆起によって、事実上2本に分かれている
◎長い繊毛を有する上皮細胞が緻密に配列しており、他の細胞はほとんど見られない
◎Secondary ductはprimary ductから分枝してTubuleに連絡する短いductである
◎繊毛上皮細胞で構成される点はPrimary ductに類似する
◎後端部にはtubuleのdigestive cellと思われる細胞が見られる
tubuleを構成する細胞
Tubuleは2種類の細胞で構成される
◎digestive cell（light cellともいう）
◎basiphil cell（dark cellともいう）
2種類の細胞ともにendocytosisによって餌料を取り込み、消化を行う繊毛はなく、微絨毛を有している
◎Digestive cellは餌料を取り込んだ後、離出分泌（apocrine secretion）による細胞崩壊を盛んに繰り返す
◎Basiphil cellは消化酵素に富み、取り込んだ餌料を細胞内消化して栄養成分を蓄積し、外分泌はしない
組織の構造から推定した餌料の流れ
上の図は、Owen（1955、イガイ）の研究に基づくもの
下の図は、本研究の観察から推定された餌料の流れ
組織学的にOwenの観察と異なる点が3箇所あった
◎primary ductの腸管縦隆起はmain ductの末端まで存在する
◎primary ductの構成細胞はすべて繊毛を有する
◎secondary ductの構成細胞も繊毛を有している
本研究の推進に深いご理解をいただき、多大なご支援を賜った日本財団に対し、衷心より御礼を申し上げます。日本財団の助成を受けた研究を行うようになって7年が経過致しました。このことは、かき研究所が新たな歩みをはじめた次の年からご支援をいただき、スタートの苦しい時期を強く支えて下さったということであり、心から感謝を申しあげたいと存じます。本当にありがとうございました。そして、本年度から体制を一新して、再び前進をはじめました。関係各位から本研究所に寄せられる大きな御期待に添うべく、所員一同精進して参る所存であります。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
平成16年3月
財団法人 かき研究所
理事長 森 勝義
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