ぐーちょきぱぁつうしん
2002年4月
不登校を語る親の会 「ぐーちょきぱぁ」
親同士で運営し、悩み・体験を出し合い、情報交換などをする自助グループです。参加自由なので、気軽にのぞいて見て下さい。
・毎月第1土曜日 10:00〜12:00
・倉敷児童館 Pあり(有城の山陽ハイツ下)
【連絡先】TEL/FAX 086-429-1743 木村
参加費100円
子連れOK
子どもの遊び場あり
変更のお知らせ
◎5月の不登校を語る親の会は、児童館お休みの為、
5月18日(土)に変更します。時間・場所はいつもどおりです。
◎長期欠席ネットワーク倉敷(代表・倉敷東中教諭水野)では、今まで第4土曜の集まりが、毎月第2土曜に変更になりました。また、対象を幼稚園児から引きこもりの若者までと広く受け入れることになりました。おもに教育現場での具体的な情報が期待できます。時間・場所は従来どおりで、
10時〜12時、倉敷東中学校カウンセリングルーム
【連絡先】086-422-6050(東中、水野) 090-1010-4920(水野)
ぐーちょきぱぁよりご案内
新学期は特に心揺らぐ時期かと思います。しっかりと地に足を着けて子どもの成長を見守り、支えていけるといいですね。
「ぐーちょきぱぁ」も平成14年度を心新たにして始まりました。今年度も
◎親の会(上記案内どおり)
◎ぐーちょきぱぁ広場(フリースペース)毎週水曜日10時〜15時
を予定しています。たまに変更がありますので、初めての方はお問い合わせの上必要に応じてお出かけください。
HOTひととき
3月8日 ぐーちょきぱぁ広場にて
三上先生(作陽大・音楽療法士)と一緒に、いろんな楽器を使って音のやりとりをして、ちょっぴり恥ずかしくてちょっぴり楽しい時間を過しました。
2002年5月
不登校を語る親の会 「ぐーちょきぱぁ」
親同士で運営し、悩み・体験を出し合い、情報交換などをする自助グループです。参加自由なので、気軽にのぞいて見て下さい。
・毎月第1土曜日 10:00〜12:00
・倉敷児童館 Pあり(有城の山陽ハイツ下)
【連絡先】TEL/FAX 086-429-1743 木村
参加費100円
子連れOK
子どもの遊び場あり
コミュニティカレッジ倉敷Bセミナー
引きこもる子ども達の気持ちを考え、理解するための講座です。
日時 6月20日(火)・6月25日(火)18:30〜20:30
場所 くらしき健康福祉プラザ 201号室 TEL434-9850
講師 佐々木正美(川崎医療福祉大学教授)
参加費 各1000円
<主催>コミュニティカレッジ倉敷 TEL・FAX(086)424-7622(岸本)
≪今日この頃≫ 新学期が始まって、不登校の子が急な動きを始めた。教室に入って授業を受けた。予想を越えた動きだった。不安がよぎった。それでも親とは悲しい生き物、若干の期待もし、案の定の落胆もした。何年不登校の親をやっているのか!この程度で心が乱れるようでは、何とも情けない。むしろ、真正面から堂々と挑戦した子が眩しい。力を貯えてまた挑戦すればいい。私は揺るがぬ大地であろう。そう自らを戒める。(N.M)
「金ではなく鉄として」 中坊公平著 岩波書店
森永ヒ素ミルク中毒事件、豊田商事事件、住専の後始末、豊島の産廃問題などに取り組んできた弁護士中坊公平氏の自叙伝。
「虚弱で、運動がダメで、友だちと遊べず、勉強ができない、というだけにとどまらない。基本的な生活の面でも私はあかんかった。」という中坊氏が、「金メッキせんでも、鉄は鉄なりに、生きていけるで」と語りかける。「世間の評価の物差しからはずれていることに、大きな『不安』を抱えて生きる人が多い時代、『萎縮せんかて、人の生きる道はいろいろでっせ。大丈夫、僕だって見てみ、なんとかなっとる』」と熱いメッセージを送っている。
ぐーちょきぱぁ広場だより
広場では、最近鬼ごっこやかくれんぼが流行っています。木切れを釘でくっつけて作品作りもやっています。そして、オーブンレンジとクッキングヒーターが使えるようになりました!お昼ご飯やおやつのお菓子を自分達で作ってみよう!!
毎週水曜 10:00〜15:00
2002年6月
不登校を語る親の会 「ぐーちょきぱぁ」
親同士で運営し、悩み・体験を出し合い、情報交換などをする自助グループです。参加自由なので、気軽にのぞいて見て下さい。
・毎月第1土曜日 10:00〜12:00
・倉敷児童館 Pあり(有城の山陽ハイツ下)
【連絡先】TEL/FAX 086-429-1743 木村
参加費100円
子連れOK
子どもの遊び場あり
登校拒否を考える夏の全国合宿2002in鹿児島
とき/7月27日(土)〜28日(日)
ところ/鹿児島県霧島町 霧島ロイヤルホテル
ゲスト/大平光代・山下英三郎・多田元・森英俊・奥地圭子・内沢達
主催 ・登校拒否を考える全国ネットワーク
・現地実行委員 登校拒否を考える親・市民の会(鹿児島)
※詳細はぐーちょきぱぁまでお問い合わせ下さい
「岡山不登校を考える親の会」解散
12年間続いた「岡山不登校を考える親の会」が解散することになりました。県下各地で「親の会」ができたこと、参加人教の減少、世話人がOB的存在になったこと、などの理由。残念ですが、時代の流れで仕方ない事かも知れません。
ぐーちょきぱぁ広場だより
◎「広場」の親のミーティングをはじめます。
≪広場ご利用の方はできるだけご参加ください≫
とき/毎月 第2水曜日
13:00〜14:00
ところ/ぐーちょきぱぁ広場
広場に、<手織り機>が入りました!!体験希望者が多くて順番待ち。「楽し〜」「もっとやリたぁ〜い」の声。すぐに縦糸が無くなり、目下注文中。初回休験コースのみ無料です。
毎週 水曜日
10時〜15時
八王寺町133-4
<旧山田外科>
「この人が語る不登校」
全国不登校新聞社編 講談社
「相談にくる親御さんたちは、なんとか(学校での問題を)解決してもらおうと思ってくるんですね。だけど私はそういうこと(裁判とか学校との交渉)は引き受けていないんです。それでは、弁護士としての職務は果たせても、子どもたちの気持ちとは離れてしまう。私は親の共犯者にはなりたくないんですね。親御さんにはまず子どもが苦しいということをわかってほしいと思います。私が子どもたちに一番言いたくない言葉は『がんばりや』なんです。がんばりたくてもがんばれないから苦しんでいるのに、そう言われることほどキツイことはないですね。だから、ゆっくり休ませてあげたい。」
文中より 大平光代さんの言葉
2002年7月
不登校を語る親の会 「ぐーちょきぱぁ」
親同士で運営し、悩み・体験を出し合い、情報交換などをする自助グループです。参加自由なので、気軽にのぞいて見て下さい。
・毎月第1土曜日 10:00〜12:00
・倉敷児童館 Pあり(有城の山陽ハイツ下)
【連絡先】TEL/FAX 086-429-1743 木村
参加費100円
子連れOK
子どもの遊び場あり
夏休みのびのび塾開催のお知らせ
学校に行ってないけど、学びたい、新しい知識を得たいと思っていませんか?そんな中学生の人に、1年生程度の基本的な学習のお手伝いをいたします。教科は英語と数学を主にしますが、学習する内容は自分で決め、自分で用意してください。何をしたらいいかわからない人は相談してください。
とき/夏休み中の 火曜日・木曜日(8月第3週はお休み)
午後7時〜9時(この時間帯で自由参加)
ところ/ぐーちょきぱぁ広場
参加費/1回100円
※お願い 学習のお手伝いをしてくださる方ご連絡ください
【連絡先】野瀬 英子 TEL・FAX 086-424-6301
不登校生徒のための進学説明会
日時 8月30日(金) 13:00〜17:00
場所 岡山ふれあいセンター 大ホール 岡山市桑野715 086-274-5151
内容 高等学校からの説明(各校15分)・個別相談〈可〉中ホール
<参加校>ベル学園、学芸館、倉敷高校、クラーク高校、明誠学院・岡山後楽館・吉備高原学園・県立烏城(定時制)、県立操山(通信科)、県立福渡
【問い合わせ先】長期欠席ネットワーク岡山・事務局 久次博文
携帯 090-7596-9656
※無料、参加自由(申し込み不要)
☆なお、同日、同場所にて同主催による講演会もあります。<10:00〜12:00>
「ぼくのみつけた生き方」〜子の「育ち」、生きること、不登校からみえてくるもの〜
県内の不登校経験のある高校生、東京シューレの石井さん・中村さんらを囲んでのパネルトーク(予定)
ぐーちょきぱぁ広場だより
◎7月10日<水>お天気がよかったら、酒津ヘ水遊びに行きます。17日は、未定です。
◎「広場」は7月17日まで。以降8月いっぱいまで夏休みになります。9月4日(水)から。
※参加の子ども達が増えています。不登校に理解のあるボランティアスタッフ募集しています。
毎週 水曜日10時〜15時
八王寺町133-4 <旧山田外科>
2002年8月
不登校を語る親の会 「ぐーちょきぱぁ」
親同士で運営し、悩み・体験を出し合い、情報交換などをする自助グループです。参加自由なので、気軽にのぞいて見て下さい。
・毎月第1土曜日 10:00〜12:00
・倉敷児童館 Pあり(有城の山陽ハイツ下)
【連絡先】TEL/FAX 086-429-1743 木村
参加費100円
子連れOK
子どもの遊び場あり
講演会に参加して
不登校の子ども達と共に20年以上歩んでこられた奥地圭子さんと内田良子さんの講演会に参加し、子供と過ごす上での原点を確認することができました。 奥地さんは、息子さんの小学校時代の不登校経験を語られました。学校での理不尽な指導に対して身体症状を通してSOSを発しているにもかかわらず、少々の事は乗り越えてもらわなくてはと(奥地さんも私達と同じだったんですね。)、子どもを学校に通わせようとして拒食症にまで追い込んでしまった事。渡辺位先生に出会うことで、自分がどんなに学校信仰に縛られ子どもの気持ちを無視してきたかに気づかされた事。渡辺先生に自分の気持ちを理解してもらえて「ぼくは、僕で良かったんだね。体に羽が生えたようだ。」と、息子さんが見違えるように元気になった事。不登校の親の会で様々な親子に出会って、学校とは子どもにとって何なのか考えた事。そして、学校は子どもにとって全てがプラスの事ばかりではなく、子どもによっては居場所になっていない場合があることに気づき、それなら学校以外の居場所が在ってもいいではないかと東京シューレを作るに至った事を話されました。印象的だったのは、不登校も引きこもりも自分を守るために必要な時に起こり、その中で子供は必ず成長しつづけるものだと言われたことです。それぞれ、育ち方の一つなのですね。東京シューレのOBの青年が、バスジャック事件の少年と自分と道を分けた物があったとしたら、自分には理解してくれる親がいたことと行きたい場所があった(自分の感性を信じて自主的な活動を約束してくれる環境があった)事だと言われたそうです。親として心したい言葉ですね。
内田さんは、不登校に対しての理解が、子供や親に原因があるとされた20年前とさして変わりの無い事を指摘されました。多くの子供たちの生の声から学校教育が抱えているマイナス面(生徒によるいじめ、先生による不適切な指導、主体性を持って学ぶ事のできないカリキュラムのあり方、大人の期待を一身に背負わされてしまう雰囲気etc.)を浮き彫りにされ、問題の本質を何ら解決しないまま週5日制が導入され、不登校の子に教室に変わる次の居場所(相談室、保健室等)を用意する動きの危なさを話されました。
子供が学校に通えなくなるのには、必ず自分の成長を守るための理由があるのです。それを自分なりに整理するには、心底子供の立場に立って最後まで話を聞いてくれる人(親が最適ですが・・・)と十分な時間が必要なのです。この心底と言うのが本当に難しい。子供はそこを見抜いて、本音を語れないうちは心が休まらないのです。えてして親は説教をして、次のステップと信じる事(再登校や進学等)に子供を駆り立ててしまいます。それがどれだけ子供を追い詰めるかに気づかないで・・・。「子供が親に求めているのは、雨露をしのげる屋根と、枕を高くして眠れる暖かい布団と、口に合った少しの食べ物と、家庭を流れる暖かい空気です。それさえあれば生き延びて、自分の道を見つけて歩いていけるのです。」と、内田さんは常におっしゃいます。親が子供の気持ちを、どっしり受け止める覚悟を持つ事が子供の成長の第一歩ですね。
お二人は視点は少し異なるけれど、同じ事を話されました。
子供の感性を信じ、子供の中の育とうとする力を信じ、子供の気持ちをしっかり受け止められる親になれるかどうかが勝負です。不登校は、自ら選び自ら考える主体性を育てるチャンスとも内田さんは言われました。親も子も自分達にとっての学びとは何かを大いに考え、悩み、新しい時代を生き抜く力をつけられたらいいですね。
木村
2002年9月
不登校を語る親の会 「ぐーちょきぱぁ」
親同士で運営し、悩み・体験を出し合い、情報交換などをする自助グループです。参加自由なので、気軽にのぞいて見て下さい。
・毎月第1土曜日 10:00〜12:00
・倉敷児童館 Pあり(有城の山陽ハイツ下)
【連絡先】TEL/FAX 086-429-1743 木村
参加費100円
子連れOK
子どもの遊び場あり
進学説明会に参加して
8月30日、岡山ふれあいセンターで不登校生徒、保護者のための進学説明会があった。大ホールでの高校からの説明は、話し上手な先生の担当した高校が好印象だった。入学後の英数の授業を習熟度別にしている高校、カウンセラーのいる「ほっとルーム」を設け別室登校や別室受験を認めている高校、ノーチャイム・ノー校則・ノー制服の高校、定時制や通信制の高校、それぞれの特色や配慮がわかりやすく説明された。小ホールでは個別相談も行われた。でも入試では多くの学校が基礎的な学力が必要な事、面接で入学への強い意欲をみたいともいわれた。
夏も終わり、少しずつ中学卒業後の進路を考え始めた人、まずは倉敷でも行われる進路説明会に参加してみませんか。11月9日、保健福祉プラザで開催予定です。(野瀬英子)
ぐーちょきぱぁ広場だより
◎9月4日から広場が始まりました。
◎9月11日は2:00からミーティングがあります。
◎9月18日はボーリングを予定しています。
(場所はサンフラワーの予定)
毎週 水曜日10時〜15時
八王寺町133-4 〈旧山田外科〉
本の紹介
ひきこもる小さな哲学者たちへ
小柳春生著 NHK出版
わかりにくくなったといわれる子どもたちを『豊かさを生きる』という視点から読み解いている。かつてない豊かな時代故に生きることの難しさがある。欠乏の時代を生きた今の大人達の生き方や価値観が、子どもたちを苦しめている。豊かな世界を生きるには、これまでとは違った知恵や力が必要。精神的なぜいたくの享受を提言している。
生きかた上手
日野原重明著 ユーリーグ
90歳で現役に負けない医師が“いきいきと生きる”コツを語ってくれる。字も大きくて読みやすい。「生きること」そして「死ぬこと」の意味を考えるのも秋の夜長にはいいかも知れない。著書として、『死をどう生きたか』、『老いを創める』、『道をてらす光』など多数。
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