1. 事業の実施報告

（1）「現代日本のオーケストラ音楽」第27回演奏会

　

（2）第25回作曲賞第2次選考委員会

　

事業目標の達成状況

　現代音楽の作曲家、特に若手作曲家の登竜門として最高の舞台を提供している「現代日本のオーケストラ音楽」演奏会は、本年で第27回を迎えた。

　本年の「現代日本のオーケストラ音楽」は、7月23日（水）・18時より東京文化会館大ホールで開催され、昨年同様の1,000名を超える入場者があり盛況裡に終わった。今回は昨年11月の第1次選考委員会で選ばれた入選作品4曲と、招待作品として武満　徹氏作曲の「リヴァラン」（ピアノ　小川　典子）が演奏された。

　第25回作曲賞について応募作品は10曲あり、昨年11月に開催された第1次選考委員会では、日本交響楽振興財団奨励賞と作曲賞入選作品として、4曲が選ばれた。演奏会後の第2次選考委員会では、作曲賞の該当作品はなく、最上位入選には、森田　泰之進氏　作曲　The Metallic Birds　が選ばれ、日本財団特別奨励賞に輝いた。なお、昨年の作曲賞には、長尾　淳氏（春―青い泡影）が選ばれている。

　

事業成果物

　日本財団助成事業であることを、立看板・プログラム等に―特別協賛　日本財団―を明示するとともに、ポスター、チラシならびに「音楽の友」等の音楽雑誌をはじめ、一般新聞紙等を通じて公表した。