財団法人日本ナショナルトラストは、国民的財産である美しい自然景観や貴重な文化財・歴史的環境を保全し、利活用しながら後世に継承していくことを目標に、英国の環境保護団体である「ザ・ナショナルトラスト」を範として1968年12月に設立された「特定公益増進法人（免税団体）」です。市民参加による保護対象の取得・修復・整備・公開などの保護活動を積極的に行っています。

　財団法人日本ナショナルトラストの活動は、保護事業の対象を検討するための調査研究事業、調査研究の提言に基づく保護事業、これらの事業を広く伝え会員の参加を促すための普及事業を柱に活動しています。現在までに200件以上の調査事業を実施。募金・寄贈により取得した保護資産9件。また、自然・歴史的環境を守り、活かし学ぶ拠点としてヘリテイジセンターを7件建設しています。その他に、歴史・文化遺産を保存、活用するさまざまな活動を推進するために、5つの全国的なネットワークの事務局として各地の活動を積極的に支援しています。

　財団法人日本ナショナルトラストでは、日本の貴重な文化財や自然環境を守るために、会員を募集しています。

　

●会員の種類と会費

入会金　500円

普通会員　年会費　4,000円

家族会員　年会費　1,000円（1名につき）

*普通会員、永久会員の御家族ならどなたでも御入会になれます。

　

永久会員　100,000円（一口）

団体会費　年会費　30,000円（一口）*一口以上でお願い致します。

　

　横浜・山手にモーガンの作品であるラフィン邸があります。この建物は1999年春から「山手111番館」として市民が利用できる施設として公開されています。この調査・資料収集の段階で、藤沢市大鋸にモーガンの自邸が現存することがわかりました。

　モーガンが63歳で亡くなってから何人かの人の手に渡りましたが、さいわい現在まで創建時の姿をとどめています。しかし、最後の持ち主が負債をかかえていたため、現在は整理回収機構の管理下にあります。

　庭園の手入れや建物の維持をしていた管理人も既に退去し、このままではせっかくのモーガン邸が荒れ果ててしまいます。

　縁あって1999年4月のモーガン邸実測調査に参加した建築士有志と、地元でモーガン邸のみどりを守ろうと運動してきた住民有志とで「モーガン邸説明会」を同年11月に行い、その場で参加者の賛同を得て「旧モーガン邸を守る会」を発足しました。

　「藤沢モーガン邸だより」の発行、見学会の開催や草刈りなどを行っています。

　

〒251-0002　藤沢市大鋸1096　徳重方

旧モーガン邸を守る会事務局

TEL/FAX　0466-25-2076

Eメール　ZUB11202@nifty.com

　

　日本ナショナルトラストでは、わが国の失われゆく歴史・文化遺産を守り、後世に伝えていくために、募金による第二次文化財取得保護計画を開始します。

　貴重な歴史・文化遺産を将来末永く保存・活用することを目的に、地域の人たちと協力しながら、多様な利用が図れるよう整備していき、あまねく市民が楽しむことのできる場として開放していくことがこの事業の願いです。

　この計画を実現させるには、皆様の積極的なご参加を必要としています。下記の募集要項をご参照の上、ぜひともご協力いただきますようお願い申し上げます。

　

■募金目標　2億2000万円

■募金期間　平成15年12月5日〜平成16年12月末日

■募金方法

■税制上の優遇

■募金の事業への使途について

■送金方法