一〇人乗りの彫刻船の進水儀礼
舵取り(サビラック)が船の中央に立つ。悪霊祓いの後に、船を持ち上げ、海へ向かう。
(イモロッド村 1956年 撮影−イネズ・ドゥ・ボークレール)
彫刻船の進水式
古歌謡の後、船は悪霊を追い払う人たちに囲まれる。
(1937年 撮影−鹿野忠雄)
海岸に並ぶ船
彫刻船には帆がたち、両端に飾り(モロン)が付けられている。かつてバタン諸島との往来には、こうした帆が用いられたという。今日ではみられない光景である。
(1937年または1940年撮影−千々岩助太郎)