表3-(1)船舶建造実績
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ロイド統計資料 2002年
(100G/T以上の鋼船) |
建造年 |
隻数 |
G/T |
1998 |
- |
- |
1999 |
- |
- |
2000 |
- |
- |
2001 |
- |
- |
2002 |
- |
- |
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注)Lloyd's World Shipbuilding Statistics 2002(Table 11)に記載はない。
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表3-(2)オーストラリアにおける船舶発注実績
(100G/T以上の鋼船)
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2002年 |
2003年 |
2004年 |
隻数 |
G/T |
隻数 |
G/T |
隻数 |
G/T |
22 |
24,993 |
22 |
24,993 |
- |
- |
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出典)ロイド統計 World Shipbuilding Statistics 2002(Table 2)
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海運と同様に造船業界の概要について、JETROシンガポール船舶部の報告を引用する。
現在のオーストラリアの造船業界は、民需造船業(タグ、オフショアサプライ船、漁船、高速船、豪華船などの軽量船業界)と、軍需造船業(潜水艦、フリゲート艦、および船舶・潜水艦用の部品)の2つから成っている。地域的には、西オーストラリア州、クイーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、タスマニア州が造船所の多い地域になっている。表3-(3)に示すように、造船業界の1998〜99年度の売上高は約15.4億豪ドルで、直接雇用人数は約7,096人となっている。
表3-(3)オーストラリア造船業界の主要数値指標
(単位:100万豪ドル、人)
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1995〜96年度 |
1996〜97年度 |
1997〜98年度 |
1998〜99年度 |
売上 |
1,628 |
1,595 |
1,662 |
1,544.8 |
生産高 |
568 |
490 |
556 |
- |
R & D支出 |
56 |
40 |
- |
- |
雇用人数 |
6,672 |
7,130 |
6,978 |
7,096 |
人件費 |
282 |
290 |
309 |
- |
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出所)ABS special data service, ABS Cat No.8221-0 and DFAT
STARS database
尚、1998〜99年度の数値はオーストラリア統計局へのE-mailによる問い合わせに対する回答によるもので、1998〜99年度が最新の数字である。
注)造船業には、ANZSIC Code 2821により、次の業種が含まれる。
・造船、解体、修繕
・潜水艦の建造
・潜水艦用部品製造
・ドライドックの運営
・船体清掃
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従来オーストラリアの造船業界は、国内市場向けに鋼製船舶建造が主で、高率の補助金を受けていた。造船業界への補助金は、最初に1939年に提案されたが、第二次世界大戦により中断し、戦後、施行されたもので、国内向け船舶には全て適用されたが、輸出向け船舶には適用されなかった。1970年代初めには、補助金は45%という高率に達した。1980年代になると、それまでは、国内向け船舶の製造であれば、1回限りの造船を行う会社にも適用されたが、造船専業会社のみを対象とすることとなり、また、補助金が輸出用の船舶建造にも交付されるようになった。これを機に、オーストラリアの造船業界は、国際市場向けの軽量な、アルミ製高速船及び豪華モーターヨット等を中心としたものに大きく変化していった。この間、補助金は段階的に下げられ、現在では製造コストの3%となっている。
オーストラリア造船業界の主な変化をまとめると
・船種:1970年代には多種の鋼製船舶(大型船を含む)を建造していたが、現在ではアルミ製高速船及び豪華モーターヨット等、特定市場向け船舶が主流になってきている。今日のオーストラリア造船業は「軽量」船舶が中心である。
・市場:かつてのオーストラリア造船業界は国内市場向け、とくに軍需用の船舶が多かったが、1980年代にそれまで国内向け造船のみが対象となっていた多額の補助金が輸出向け造船にも適用され、輸出向け軽量船舶の生産が大幅に伸びた。現在、補助金率は大幅に下がったが、船舶生産高の90パーセント以上が輸出されている。
・企業:かつての主な造船所は殆ど姿を消したか、もしくは補助金の交付の対象外となっている。今日補助金が交付される造船所12社のうち、1970年代及び1980年代初期に活躍していたのは1社のみである。
このように、オーストラリアでは、軽量の高速船業界が急速に成長し、市場シェアのトップを占めている。2000年には、世界市場の26%(42隻中11隻)がオーストラリア製がであった。オーストラリアの軽量高速船は国際的にも競争力が高く、設計力とアルミニウムを利用した建造技術は高い評価を受けるようになった。こうしたことから、オーストラリアの造船業界の船舶建造に占める輸出の割合が大幅に増えている。産業科学資源省(Dept of Industry, Science and Resources)が、補助金交付対象の造船所に関して実施している調査“Survey of Registered Shipbuilders 1998/1999”(2年に1回実施、1998/1999年版が最新)によると、1998/99年度に完成された船舶は26隻、金額で3億8700万ドルとなっており、そのうち86%が輸出向けである。1987/88年度は、輸出が占める割合は約38%であったので、輸出の割合が大幅に伸びていることがわかる。1991/92年度から、輸出向け船舶の建造は金額ベース、隻数ベースともに国内向け船舶の建造を上回るようになった。輸出の伸びは主に軽量高速船の輸出増によるものである。
なお、1997/98年度に比べて、1998/99年度は船舶建造完成数・金額とも少なくなっているが、これは、1996/97年度に比べて1997/98年度の受注が、金額でそれぞれ5億1600万ドルから3億8900万ドルに、隻数で45隻から37隻に減少しているためで、これはアジア経済危機によるアジア地域での需要減も要因の1つと考えられる。1998/99年度の受注は、27隻と隻数は少ないが、金額では4億4100万ドルとなっている。
表4-(1)オーストラリアの漁獲量の推移
(単位:mt)
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1997年度 |
1998年度 |
1999年度 |
2000年度 |
合計(その他含む) |
198,010 |
204,710 |
240,044 |
211,391 |
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注)FAO漁業統計
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表4-(2)オーストラリア船主の漁船保有状況
(1,000G/T以上の鋼漁船)
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2000年 |
2001年 |
船種 |
隻数 |
G/T |
平均船齢 |
隻数 |
G/T |
平均船齢 |
漁猟船 |
1 |
1,594 |
28 |
1 |
1,594 |
29 |
その他漁船 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
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注)ロイド統計World Fleet Statistics 2000/2001
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表4-(3)オーストラリア籍として登録漁船
(100G/T以上の鋼漁船)
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2000年 |
2001年 |
船種 |
隻数 |
G/T |
平均船齢 |
隻数 |
G/T |
平均船齢 |
漁猟船 |
263 |
54,089 |
20 |
263 |
55,739 |
20 |
その他漁船 |
2 |
492 |
21 |
3 |
692 |
15 |
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出典)ロイド統計 World Fleet Statistics 2000/2001
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