はじめに
この度は、受講申込をしていただきまして、誠にありがとうございました。本講座は、添削指導と面接指導(スクーリング)の2課程からなり、造船業に従事する方々が、働きながら造船技術に関する総合的な知識を体系的に身に付け、それをすぐ職場で活かせる特徴があります。
受講者にとっては、仕事の合間を縫っての学習は困難が伴うものと思いますが、どうぞ健康に留意して最後まで頑張ってください。
1 科目
科目は、船舶計算、基本設計、船殻設計、工場管理、船体工作法、船体艤装、機関艤装、電気艤装、船舶関係法規の9科目からなっており、鋼船に関する総合技術が網羅されています。
2 学習の進め方
講座のシステムは別表1のようになっています。受講者は働きながら短い期間で9科目もの内容を学習しなければなりません。
そこでいかに時間を上手に使うかがポイントになりますので、堅い決意で、毎日たゆまず勉強してください。講師からは学習を始めるにあたり指導書の使い方やそれぞれの学習目標について指針が示されるとともに、別表2に添削指導実施日程表が添付してあります。受講者は独自に無理のない計画をたてて勉強を進めてください。
3 指導書及び学習指導書
講座には、船舶計算(学習指導書)、基本設計(学習指導書)、船殻設計(学習指導書)、工場管理(学習指導書)、船体工作法(学習指導書)、艤装(船体・機関・電気と合本になっています)、船舶関係法規(学習指導書)の7種類の指導書があります。
通信教育は自学自習ですから普通の教科書では学習上多くの困難を生じまず。そこで、理解しやすいように工夫した独特の指導書になっています。また、各指導書の章ごとに練習問題がついています。これは、自分で指導書の理解度を診断するためのもので、巻末に解答がついていますがこれを見ないで学力テストをしてください。
4 添削指導
指導書の学習の成果をみるため、各科目に第1回、第2回と2回の添削問題が送付されます。別表2のとおり学習開始日までに送付しますので、指導書の学習が終わり次第定められた日までに同封の返信用封筒で、解答を当会あて送付してください。提出された解答は、担当講師から添削、採点、助言等の添削指導が加えられ3〜4週間後に受講者に返却されます。この添削指導を今後の学習の参考としてください。
(1)添削問題の解答
添削問題の解答は各科目ともすべて提出することが講座修了の条件です。解答は読みやすくはっきり、丁寧に書いてください。読みにくかったり、誤字脱字があるとマイナス点になることがあります。また、添削問題の提出にあたっては受講者番号・氏名を必ず記入してください。
(2)提出期限
添削問題の解答は別表2、3に定められた提出締切日までに必ず投函してください。提出が遅れますと受付できなくなる場合があります。やむを得ず遅れる場合は必ず当会までご相談ください。
(3)質問指導
質問は同封の用紙を利用し、講師と質疑応答することができ学習をしていく上で大変ためになりますので、上手に活用してください。各科目の学習期間に提出してください。質問の記載に関しては「指導書の何ページの何がわからない」、「計算式の変化がわからない」というように要点をはっきり書いて当会あて提出してください。提出は所定の返信用封筒又はFAX(03-3503-1479)でも結構です。解答はできるだけ早く返送しますので、受講者が受け取り可能なFAX番号を記入してください。
5 面接指導(スクーリング)
添削指導課程修了者は、面接指導(スクーリング)を受けていただくこととなります。各科目の担当講師より添削指導では理解できなかった点、重要な箇所、最新技術情報等の講義と学習の成果を見るため試験が行われます。全日出席することが修了の条件です。また、全国各地区からの受講者と意見、情報交換することができます。なお、面接指導(スクーリング)は平成16年3月上旬東京(6日間)において開催する予定です。日程・時間割等の詳細は11月頃通知いたします。
6 修了証書の交付
全課程の修了者に対し造船技術者教育部会で定めた修了基準に基づき、修了者の認定を行い認定者には修了証書を交付いたします。なお、修了認定基準は添削及面接指導(スクーリング)の試験の成績、提出回数等からなっていますので、「他の成績が良くても添削問題1科目が未提出」のため修了できないというようなことがないよう最後まで頑張ってください。
7 主任技術者について
本講座は、小型船造船業法施行規則第9条第4項において、主任技術者養成講座としての指定を受けております。修了者は所定の実務経験年数の短縮等、主任技術者の有資格者になることができます。
8 その他
受講者の努力が実りあるものとなるよう協力させていただきますので、講座を続けていくことに不都合が生じた場合は、遠慮なくご相談ください。また、勤務先、現住所等変更の場合は速やかに連絡ください。
連絡先:〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-15-16 海洋船舶ビル
社団法人 日本中小型造船工業会
業務部 長 沢
TEL 03-3502-2085
FAX 03-3503-1479
(別表1)
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(別表2)
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(別表3)
科目 |
テキスト |
添削問題解答 提出締切日 |
船舶計算 |
船舶計算 |
第1回 7月20日
第2回 8月4日 |
基本設計 |
基本設計 |
第1回 8月20日
第2回 9月4日 |
船殻設計 |
船殻設計 |
第1回 9月20日
第2回 10月4日 |
工場管理 |
工場管理 |
第1回 10月16日
第2回 10月28日 |
船体工作法 |
船体工作法 |
第1回 11月9日
第2回 11月20日 |
船体艤装 |
艤装 |
第1回 12月2日
第2回 12月13日 |
機関艤装 |
第1回 12月27日
第2回 1月11日 |
電気艤装 |
第1回 1月24日
第2回 2月5日 |
船舶関係法規 |
船舶関係法規 |
第1回 2月17日
第2回 2月29日 |
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