(12)伊豆医療福祉センター(いずいりょうふくしせんたー) どんつく [静岡県]
−プロフィール−
どんつくは、静岡県韮山町にある伊豆医療福祉センターの和太鼓チームです。
「ぼく、たいこやりたい!」の小さな声から始まったどんつくも結成から8年になります。最初は、借りてきた太鼓を取り合ってけんかをしたり、時間まで待てずに先に眠ってしまった児が太鼓の音で目覚めねぼけまなこで練習に来たりと当センターの中で移動のできる児童がどんつくの対象でした。時期がくれば各児童卒業を迎え、「ぼくがどんつくを続けるためにどうすればよいか?」と頭を痛めたこともありました。「センターには入っていないけれどどうしても太鼓がやりたい」と、どんつくに入った児もいます。みんながそれぞれに頑張って、今では大小15の太鼓持ちになりました。当然どんつくメンバーだけで独占しているわけではなく、センターに入所している児童全員が太鼓に触れる時間を持てるようになりました。みんなのどんつくです。
みんなが頑張っているけれどその蔭でみんなを支えてくれる人たち、応援してくれる人達、大好きなお父さん、お母さんに、今年の2月どんつく発表会「ありがとう」を開きました。
出演者
代表者 森 祐子
石川 満 前田 健伺
亀井 亮祐 村田 淳樹
荻田 恭平 河村 真輝
岩科 晴子 北村 愛
稲葉 由実
−実践報告−
みなさんこんにちは。私達は、静岡県の韮山にある伊豆医療福祉センターの和太鼓チーム「どんつく」です。昨年9月に岐阜県恵那市で行なわれた第4回障害者大会で他のチームの方々の演奏を目の当たりにし、むらむらと心に火のついた私達は今まで苦手としていたマラソンを練習メニューに加えました。最初はマラソンだけで練習時間が終わってしまったりしましたが、このところ少し余裕が出て太鼓に触れるようになってきました。
2月には、自分たちをいつも応援してくれているみんなに感謝の意を込め「ありがとう」という自主発表会をしました。
ここのところ、1人で太鼓を打てるようになってきた、まさきくんの作文です。
みなさんこんにちわ。ぼくは、かわむらまさきです。
さくねんは、たいこれんめいのかいほうにボクのしゃしんをのせてくれてありがとうございました。
こんかいはぼくの「トン」のおとで「ひびき」がはじまります。ぼくは、はなしをしようとしたり、たいこをたたこうとするとからだにちからがはいってしまって、おもうようにできないこともあるけどみんなといっしょにがんばります。
ステージ中央には、手作りの太鼓がセットされています。どんつくが大好きな五竜太鼓のかしら 秋山さんが作ってくれました。この太鼓が来た時一番喜んだ稲葉由実さん。残念ながら今日は欠席ですが作文を読みます。
おおきいたいこ きた かしら つくってくれた
たいこ やりたい |
いなばゆみ |
今日もありがとうの気持ちとマラソンで鍛えたパワーをどんつくらしく演奏します。
−プロフィール−
私たち仁寿太鼓は、島根県の奥出雲に位置する掛合町にあります。緑豊かな自然に恵まれた小さな町ですが、とても太鼓が盛んです。
私たち、仁寿太鼓も結成15年目を迎え、この大会も5回目の出演となりました。メンバーも新たに加わり、活動も充実してきております。
この大会を通じて、全国の太鼓仲間と共有できる感動を胸に、今後も頑張っていきたいと思います。宜しくお願いします。
出演者
代表者 藤見 信吾
飯塚 昌和 和泉 正樹
伊藤 純 永井 秀明
伊豆 幸江 竹内 恵美
舟木 茂 藤原 省次
本間 健一 景山 俊介
藤原 博志 石飛 知草
−実践報告−
皆さん、こんにちは。
僕は仁寿太鼓の永井英明です。今年から山光園の通所部に入所しました。
そして、園にある太鼓クラブに、みんなの薦めで入部しました。
僕は太鼓の演奏を聞いたことはありますが、叩くことは初めてです。うまくできるか心配でしたが、太鼓を通じて親しい友達もたくさん出来て励まされながらスタートをしました。
しかし、「でんどん、でんどん」の掛け声に合わせ、練習を積み重ねていくと、とても楽しいことと難しいことがわかりかけてきました。
一日作業をして夕方からの二時間の練習はへとへとになるぐらい、辛い時もありますが、汗をかくととても気持ちいい気分になることもあります。叩き方を注意されたり間違ったりすると、嫌な気分になりますが、褒めて貰うととても嬉しくなります。
僕のために太鼓は難しいけれどずっと続けていきたいと思います。このような大きなステージで緊張していますが、力いっぱい、おもいきり演奏をしたいと思います。
家族の中で僕は、おとうさん、おかあさんに自慢出来ることができました。それは楽しく太鼓を叩けることです。
今日は(鼓動)という新しい曲を演奏します。精一杯叩きます。宜しくお願いします。
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