日本財団 図書館


 
予防接種の目的
感染症にかからないようにする
・外部からの感染症侵入に備える
・海外で感染症にかからないようにする
 
・海外に持ち出さないようにする
 
米国における輸入麻疹 1996-2001
・輸入麻疹 253例
−Japan - 39 cases
−Germany - 23 cases
−Chine - 21 cases
−Philippines - 14 cases
−Italy - 13 cases
−Pakistan - 12 cases
−Greece,India,Korea - 10 cases each
−All other countries - 101 cases
 
 
やらない?予防接種
 
ワクチンの問題点
・接種したにもかかわらず罹患
 
 
 
 
生ワクチンの利点と欠点
・利点
−弱毒生ワクチンを接種すると体内でウィルス・細菌などの増殖が起こるが、被接種者には症状は出現しない。
−長期間にわたる免疫を獲得することができる。
−十分量の抗体と細胞注免疫、局所免疫(分泌型IgA)を誘導することができる。
 
・欠点
−時に本来の病原性がでる
−免疫不全者・妊婦には接種ができない。
 
不活化ワクチンの利点と欠点
・利点
−本来の病原性がでることはない。
−免疫全者に対しても接種が可能である。
 
・欠点
−免疫を誘導するのに十分量の抗原が必要
−免疫を長期に維持するために定期的な追加接種が必要
−弱毒生ワクチンと同等の免疫を誘導することはできない。
−十分量の血清抗体を誘導するが局所免疫(分泌型IgA)を誘導できない。
−血清抗体と細胞性免疫によって全身感染症を防御するが、局所感染や病原体の定着は起こりえる。
 
生ワクチン
BCG、経口ポリオ、麻疹、風疹
おたふくかぜ、水痘、黄熱
 
不活化ワクチン
DPT、日本脳炎、インフルエンザ
B型肝炎、Hib、肺炎球菌、不活化ポリオ







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION