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●あらすじ●
 明治生まれで井戸掘り職人だった祖父が死んだ。葬式を終えた神崎家では、喪主である龍郎と疎遠になっていた兄弟たちが近況話に花を咲かせる。兄弟たちの父は蒸発し、祖父が男手一つで彼らを育てた。神崎家の庭にずっとあった木のように高くそびえ、兄弟たちの支えとなっていた祖父はもういない。残された彼らと、彼らを取り巻く人々。そこには苦みを伴った人生があって・・・。一時の再会にそれぞれの人生と家族が炙りだされていく。
 
 
 
 
 
 







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