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サン・ファン・バウティスタ号 展帆要領
1. 発注主
財団法人 慶長遣欧使節船協会
2. 施工者
株式会社 ヤマニシ
3. 日時
平成15年10月12日(タイムスケジュールは、別紙)
4. 場所
於 慶長使節船ミューシアムドック(石巻市渡波字大森10番地の2)
5. 展帆要領
本計画では、メイン、フォア、ミズンの3枚のセールを展帆する。
作業開始前に、作業は位置、作業手順、安全作業の注意点、服装・工具等の確認を行う。
操帆に際しては、作業範囲はもとより、危険と思われる範囲への観客の立ち入りを禁止しこれを監視する。
(1)展帆(セット)
イ、別紙タイムスケジュール又は指揮者の指示により、作業員配置につき、風速・風向を確認のうえ、ゴンドラ併用により、ガスケットを取り外し、ホールアップの状態にする。
ロ、ホールアップの状態で再度、風速・風向を確認。各作業者にセット時のヤード・セールの位置関係を認識させた上、セールをダウンし、セットする。 尚、作業員の配置は、引き手側の風下シート・風上タック、伸ばし手側の風上シート・風下タック、クリューライン、バントライン、マートネットに必要人員を配置し、指揮者の指示により、作業を行う。
(2)展帆中(セット中)
イ、セット中は、風向・風速に注意しヤード・セールの調整及びホールアップ等状況に応じた操帆を行う。
(3)絞帆(ホールアップ)
イ、展帆同様、タイムスケジュール又は指揮者の指示により、作業員配置に付き、ホールアップの状態にセールを巻き上げる。
ロ、その後、クレーンゴントラ併用により、ガスケットの取り付けを行い、仮メークファストの状態にする。 尚、作業員の配置は、引き手側にクリュウライン、バントライン、マートネット、伸ばし手側にシート・タックと必要人員を配置し、指揮者の指示により、作業を行う。
6. 展帆作業判断基準
(1)風向
西−北西−北−北東−東−南東 この間は、展帆可能と判断されるが、最終的には、風速との関係及び風向の変化を考え合わせて判断をする。
(2)風速
セットの状態では、6m/s、ホールアップの状態では、8m/sを判断基準とするも、風向との関係等により、全3枚を展帆セットするか否かを総合的に判断する。
7. 展帆時の係留及び乗降設備の安全対策
展帆時の係留索及び乗降設備に関しては、風向、風速等により、乗降に支障をきたすか否か判断する為、係員を乗降設備に配置し、危険と判断された場合は、速やかに作業責任者に伝えられる。
8. 管理組織図
9. 展帆当日前後のスケジュール
(1)平成15年10月11日(土)
9:00
●11日当日の作業内容説明
●もやい綱の点検調整
●乗降設備確認
●展帆用ロープの点検確認
13:00
●展帆要領説明及び作業手順確認
16:00
●メインセールの確認展帆(セット)を行い、絞帆(ホールアップ)し、仮メークアップの状態にする。
●フォアセール及びミズンセールは、翌日の準備作業を行う。
(2)平成15年10月14日(火)
8:00
●メインセール、フォアセール、ミズンセールの取り外し。
●同ヤードにダミーセールを取付。
●取り外したセールを折り畳んで指定場所に格納。
(1)観客に対する注意事項
イ、作業中は、まず観客の安全を考え、通行及び見物に対する安全な区域を明確にし、観客が危険な区域に入らないように監視し対応する。(詳細は、後項に記述)
ロ、展帆時の船体の揺れに対し、乗降設備部分も含め足元には十分注意させる。
ハ、展帆中、風向・風速の急激な変化に対応して操帆する場合は同時に観客の安全な誘導と的確な指示をして、事故の無いようにする。
(2)作業者の注意事項
イ、作業は、確実な手順と動作を守り、鋭い注意力をもって事故を未然に防ぐ事。
ロ、服装は、動きやすいものとし安全帯とヘルメットは、装着する。履物は底の薄い運動靴等作業に適当と認められたものとする。
ハ、高所での作業者は、使用する工具には全て細索を取付け、絶対に物を落とさないように注意する。特に携帯電話、時計、手帳等直接作業に必要ないものは持たない。
ニ、高所作業時は、必ず安全帯を使用し、特にヤード上では足はフートロープに、両手はセフティロープをしっかりつかみ、安全帯は確実にバックロープに取り付ける。(ゴントラ作業時においても安全帯を確実に使用する。)
ホ、下で作業する者は、足元を注意すると共に、上部での作業者の動きに常に注意し、その真下に入らないようにする。
(3)乗船停止及び立ち入り禁止区域
イ、展帆(セット)及び絞帆(ホールアップ)の作業中は、乗船を停止し、立ち入り禁止区域への立ち入りを禁止する。(乗船停止場所と立ち入り禁止区域は 別紙に示す。また、船内に於いてはトラロープにて区域を明示する。)突風・強風等、緊急の時も同様の措置をとることとするも、微調整の為の操帆時は、指揮者の判断と指示によるものとする。
(4)人員配置
イ、人員配置に関しては、現場に直接携わる人員27名(使節船協会、協力業者)を配置し作業及び監視を行う。但し作業時には全体指示管理に3名、船内誘導監視に4名(作業範囲の4隅に、各1名)、船外誘導監視に3名を配置する。また、展帆保持時には、全体指示管理に2名、船内誘導監視に6名(船首楼甲板、遮浪甲板、及び船尾楼甲板のそれぞれ両舷に各1名)、船外誘導監視に3名を配置する。(また船外誘導監視者は、落水者の監視対応も行う。)その他の者の待機場所は、サン・ファン南側の待機所とする。
(5)連絡方法
イ、総括作業責任者(又は副)指揮者及び各作業責任者(係留、乗降設備、展帆)は、それぞれ連絡用のトランシーバーを所持する。また待機所にも設置し待機班の長がこれを管理する。又、甲板上には、ハンドマイクも設置し作業指示等はこれを使用する。
展帆スケジュール
平成15年10月12日(日)
08:00
作業要員全員配置に付く
ミズンセール・メインセール・フォアセールのガスケットを取り外し、ホールアップ状態にする
08:30
ミズンセール・フォアセール・メインセールをセットする
セット終了後観客乗船
セット中観客の安全監視を行う
風向・風速により、セール・ヤードの調整操作を行う(ただし操作は、指揮者の指示に従う)
係留索・乗降設備の安全監視を行う。
15:00
各セールをホールアップする
ロハンド・ガスケットにより仮メイクファーストの状態にする(その後の風速を予想し、しっかりとめる)
18:00
後かたづけ
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