日本財団 図書館


ごあいさつ
 
 「あなたが主役」。いよいよ待望の「このゆーびぃとまれ!」の公演の日です。
 「ゆーびぃぷろじぇくと」に参加された皆さんは、これまでドラマスクールなど数々のカリキュラムをこなし、自己表現の基礎を身につけてきたわけですが、男女や世代を乗り越え相互信頼と友情関係を深め、自己開示によるコミュニケーションの楽しさを味わってきたようですね。
 そして、新たな自己の再発見や再認識になったことでしょう。このことは、今後国内、外社会においても必ずや生かされる大切なものだと思います。参加者全員の生き生きとした瞳の輝きが何より、そのことを物語っています。
 「いつでも、どこでも、だれでも」自由にコミュニケーションする自己表現力の向上は、近年言われている「豊かな人間性の育成」にも役立つことでしょう。この「ゆーびぃぷろじぇくと」の輪が、潤いのある早島町の街づくりのためになり、今後さらに広がっていくことを願っています。
 最後になりましたが、この「ぷろじぇくと」のために多大なご協力を頂きました早島町をはじめ、参加者の皆さん、ご指導の先生、スタッフ、そして関係各位の皆さんに心からお礼と、感謝を申し上げます。
 
実行委員長
 
 「このゆーびぃとまれ!」の公演にあたりまして、ひとこと応援のことばを述べさせていただきます。昨年、NPOの子ども劇場岡山県センターから、舞台の創作、創造を通じて表現活動をはぐくむ「ゆーびぃぷろじぇくと」に共催の依頼があり、これまで音楽コンサート中心の“ゆるびの舎”の文化ホールから少し舞台の味も醸し出すホールに発展させていきたいとの思いがあり、町をあげて共催とさせていただきました。戦後半世紀以上を経過した現在、本当に名実ともに個人の主義・主張が自由となった社会体制の中で、頭の中では自由自在に考えることは可能なのだが、それを自分のまわりの人に、自分の意志としてうまく表現して伝えることができない人が多くなったのではないかと思われます。それは考え方が自由でしかも多くなった分、逆にそれを表現するのが難しくなったと言えましょう。仕事をする上でも、地域で生活をするにしてもコミュニケーションが大切だと叫ばれるのも、こういった所以からでしょう。
 こどもが成長する過程においても、同じ現象がうかがえます。赤ちゃんが生きていくための最小限の“泣く”という表現から、顔の表情を変化させたり、指をさしたりと、自分の意志を伝達するために工夫をしてきます。これに、自分の考え・感情が加わりだすと、その伝達方法は複雑多岐となっていきます。今、人間社会において、まわりの人たちに不快感を与えることなく、快く、しかも確実に自分の意思を伝える事がもっとも大切なことではないでしょうか。つまり、個々が“快い・素敵な自己表現”を身につけることで、社会が明るく発展向上していくのではないでしょうか。こういった自己表現の楽しさを“ゆるびの舎”の舞台でドラマとして発信することは、活力ある文化のまちづくりのためにはとても意義のあることと思い、期待いたしております。
 
早島町町民総合会館「ゆるびの舎」館長
 
(拡大画面:261KB)







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION