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フリートーク 「私たちの未来宣言」
〜ワークショップを通じて今後のボランティア活動の方向を探る〜
 
 子供たちの力はすごいものだ。子供たちが自分で考えながら、チームを作ってゆく。子供たちにとっても自分自身にとっても大きな力になった。ただ、子供たちにまかせっきりで良いのかというところはアドバイスして行く。ただ、子ども達を信じていかに考えさせるかという部分で非常に主体性を持って出来た。(大村健二さん)
 
 体験だけで終わるケースが多く、具体的には、車椅子に乗って終わりというケースが多い。その中で貴重な体験だと感じた。(植木憲司さん)
 
 「ひとにやさしいコミュニティづくり」のつなぎ目役を子供たちがしてくれる可能性を感じる。子供たちが大きくなってもボランティアの気持を忘れないでと言うことも大事なことだが、子ども達が先頭に立って黙っているおじいちゃん、おばあちゃん、ものを言わない人たちのところへ入っていくことによって、後ろから大人たちが色々な手立てを差しのべることが出来るという「結び目役」ということも子供たちにあるのかと思う。(岡部恵美子さん)
 
 ボランティア精神って何?相互理解という言葉として使われているが、「相互理解」は「自分が本当に困っている」ことを情報として廻りに出さないと、察知されない。そうしてお互いに手を差しのべたり、差しのべられたりするのでは。私たちは遠慮をして「自分で出来るから」「本当は困ってる」と素直になれない。それがボランティア精神を育てるのに障害となっている。もっと素直に「助けてほしい」と情報発信することが大切だ。(石井範子さん)
 
 一人暮らしのお年寄りのお弁当作りをやり始めて7〜8年になるが、やっぱり大人が行くと「おれ、そんなことして貰わなくてもいい。ちゃんとやっているからもっけだ」と言う人が多かった。でも小学校、中学校の子供たちと男でもエプロンをつけて、民生委員を先立ちにして訪問した。こうして行くと断られたことがない。一人暮らしのお宅へ行くと先ず物売りだと思われてしまったり、老人ホームに入れられると思われ、「おれホームは駄目だ」とか言われてしまう。子供たちが作ったことを説明すると納得してくれる。今の時代、お年寄りも家に入られるのは危険だと思っている。子供たちもそうだか民生委員を通して実行することも大事だと思う。子供たちの発表も立派だった。一人ずつよくあそこまで出来たと思う。子供たちだけで出来たのか、アドバイスする大人がいたのか。ただ想いだけで出来るものではない。藤島には素晴らしいリーダーがいるのだろう。学校側の協力も大きいものがある。(佐藤芳子さん)
 
 参加されたひとり一人の心の中に自分の「未来宣言」が残されたように感じました。自らの手で地域を創ること、少しヒントがつかめたのでしょうか。
敢えて心にしまっておきます。(事務局 五十嵐)
 
《資料》
 
 
 
子供達は地域の宝
藤島町ボランティア連絡協議会
副会長 佐藤 芳子
 子供達と一緒に行動して又、発表会にも参加させていただき本当に嬉しく涙がこぼれました。
 子供達最初はお年寄りにはなんかしてあげなければと思っていても、恥ずかしくて話せなかったのが、自分達で楽しく話したり、遊んだりしているうちに、お年寄りの人達からも喜んでいただき又、役に立っているという実感を経験した様子でした。
 又車椅子の体験では、ふれあいもしないですぐ散歩に行ってもだめで、何回か話し合いをして安心してもらってから、相手の目を見て、ゆっくりと大きな声で話し相手になり、風景の事も話しながら車椅子を押したという発表もありました。
 小学生の頃からこのように人間の気持をわかってもらえたら、地域の人達は大変幸せです。こういう機会を持っていただいた事も感謝しております。ありがとうございました。
 
あなたの笑顔が私のいきがい
ひまわりボランティア
会長 朝井 あき
 ボランティア なれなかったカタカナの言葉が、今は常識になって来た。してもらうより、する立場。今なら出来る、まだ出来る。どうせするなら喜ばれたい。すべての人が幸せの輪の中に、名づけられたひまわりボランティアの活動が始まった。心ある中年婦人層若干名、地域の行事ボランティアとして発足した。平成七年町に特別養護老人ホームふじの花荘が開所されて以来入浴介助として、週二回づつお手伝いしています。その数1445人におよんでいます。こんにちは、笑顔で声をかける、笑顔でこたえてくれるYさん、そっと肩に手をかけると言葉にならずともうなづいてくれるMさん。みんな頑張って生きている。やがては自分の身に・・・。でも今はお手伝いが出来る幸せを感じています。その時は、「ありがとう」の言葉が素直に言えて可愛がられるお年寄りになろうと思います。
 外に老人クラブ等芸能ボラ各種研修会に参加、月に1回の定例研修、年1回は宿泊研修で夜は花が咲く。それもこれもみんな一緒に活動をしてくれるグループの皆さんがいるからです。名実共に一人暮らしの老人になった今、少しでも世の為にお世話出来る事有難く感謝し自分をいたわり乍ら美しく老いて行きたいと念願して止みません。
 
「生きがい」
藤島フラワーボランティア
会長 白旗 恵
 三代目会長の重責をお受けして早や二年初代、二代目の会長さんが、確りとした基礎を築いて下さったお陰で、会員の皆様の協力を頂いて、何かと無事にその務めを果たし、この三月で時期会長への引継ぎが出来そうです。
 五十才でJAに勤務し、何くれとなく地域の人達に助けてもらいましたので、恩返しのつもりの入会でしたが、今では私の生きがいと申し上げても過言ではありません。色んな方々との出会い、活動を通しての感動や充実感、どれも皆ボランティアを体験したからこそ味わう事が出来た醍醐味なのです。
 人間一人の力なんて、微々たる物ですが、会員二十六名が結集すれば、素晴らしいパワーを発揮することが出来、この町になくてはならない存在になっていると自負しております。
 私は、体の動く限り、頭の回る限り、誰のためでもない自分自身の為に活動してまいりたいと考えている昨今です。
 
感動的な発表会
藤島フラワーボランティア
川井志津
 活動計画を立て、僅か半年で発表段階に至った経緯に驚きながら出席した。
 と言うのは、活動を通して得た、子ども達一人ひとりの満足感が伝わってくる、感動的な場の多い予想以上の発表会であった。
 先ず。(1)教科の学習と並行に活動できた。(2)学習の発展から、外国の恵まれない子ども達にも手を差しのべた。(3)年寄りとのふれ合いを大切にした数々の活動ができた・・・等々。
 グループ毎の体験から、「初めは恥ずかしく話せなかったが、慣れてくると楽しく話せた」「年寄りに笑顔が広がり、私たちを待つようになった」と。
 また、「ボランティアは、自分のためになり、人のためにも役立ってよかった」と言う子どもたちの貴重な反省に心を打たれた。
 今後は、これまでのボランティアを基に、これで終わりということなく、善意の輪を大きく広げ、地域づくりに貢献できたら、なお素晴らしいものになるのではなかろうか。
 
フリーマーケットに参加して
成澤良一
 昨年を振り返って見る時、景気がよくなかった。「サル」年で去ってもらいたい。今年は良い年であるように鎮守の神様を拝んで来た。昨年9月にふれあいセンター五十嵐さんより、フリーマーケットの出店者は、説明によれば藤小の生徒さん、おもちゃドクター、花、ハーブなどである。関係者は空洞化のことも考慮したのか、私は思った。事業を盛り上げる為に子供達に、ワタ菓子のサービスと思って参加した。子供たちはノート、鉛筆、衣類等「安いよー」と大きな声でお客さんに呼びかけていた。男衆は家を新築時の「どんづき」唄を披露していた。ハーブの出店者は、ラベンダーで虫除け、袋に入れて匂い取り、おもちゃドクターは、修理料は無料だ。子供より大人に人気、催事は大変良かった。藤小の生徒はこれまでになかった生涯学習を体験したと思う。商業者の私は教えられた。モータリゼーションの進展により、中心街はすっかり変わった。そんな時、活性の胎動が、聞こえてくる予感がした。わが町に新しい発想が吹きこんでくれることを念じてやまない。
 
私たちの活動
 
「渡前交通安全緑化の会」
渡前交通安全緑化の会
会長 武田伊作
 広い庄内平野のどまん中に渡前交通安全緑化の会が有りボランティア活動で植えている花壇が有る。この会は毎年5月25日〜30日の間、土・日曜日を選んで行なって居る。これは小学生が協力してくれるからです。花壇をして居る会員は二十名とそれに小学生と父兄の方々と先生方と合わせた位になり、昨年は二年生、三年生の生徒達が植えてくれるので短時間で植える事が出来るのです。親子で植える様子を見て居ると植え方を教えてくれたり聞いて居る生徒もおり喜びながら植えている姿は本当に楽しそうです。私は親子で植えている姿の服装と帽子を見ていると花の色よりも美しく見えるのです。渡前町内会の皆さんは本当に花に関心があると思います。花の満開の頃に見に来る人もいる様です。其のそばにやぎ牧場が有り天気の良い日は親子連れも多く見られます。それに他町村からは幼稚園のバスで見に来てやぎと馬のポニーを見ながらえさを食べさせて喜んで居る子供も居ました。其の子供達に話を聞いたら、「本物のやぎと馬は初めて見た。可愛いです。」と言っていました。おじいちゃん、おばあちゃんは一度見に連れて行ったら又見に行きたいと言って居るそうです。此のやぎ牧場と緑化の会には、スタンレーの会社より、毎年金銭とやぎの遊び場のやぐら電光盤等を頂いております。其のやぎと馬を飼育して居る人は小野寺のやぎおじさんです。小野寺さんは雨の日、風の日、吹雪の日も毎日えさを食べさせる為に来ています。私達は本当に頭の下がる思いです。花を植えた場所には大きな石碑が有ります。其の石碑には藁と言う字が彫られています。庄内藤島町は米の主産地で稲藁が一番の副産物とされ此の字は千葉大学の先生が書いた字です。それに大きな石碑の石は宝徳齋藤の庭師の方が渡前緑化の会に寄贈してくれ有難く思って居ます。
 私達の花を植えた所には休み石が有ったそうです。其の石に昔の人達が行商の時に石に腰を掛けてタバコを吸ったり、お金を数えたりしたそうです。そのときに落とす人もいた様子で其の場所の田主の方が宝物にしていたと聞いたことが有ります。又其の場所を酒井の殿様が上京する時に通ったと言うことを聞いています。私達緑化の会でも休み石を置いて居りますのでどうか花を見ながら休んでください。「お金を落としていかなくても良いから・・・」此の花を植えたそばに345号の国道が走っています。花の咲く頃はドライバーの目にもとまるようです。私に他県の方々から「スタンレー前の花はきれいです。」と電話や手紙を送ってくれた人もいます。其の中には「渡前の花は国道より低いので花が良く見えてきれいに咲いて居る。」の便りもありました。ドライバーの皆さんは此の場所に来たら心を落ち着けて走ってもらいたいと思います。私達のお願いは、花を見ながら脇見運転で事故のないようにお祈りしています。
 
「手をつなぐ会駅前」
手をつなぐ会駅前
会長 阿部四郎
 私達は、「この地に住んでよかった。」「長生きしてよかった。」と言える町をつくるために、まず、お手伝いの必要な方に体の動く人が自分達のできる範囲で愛の手を差しのべようという社協の福祉の考えに感銘し、平成11年4月に福祉ボランティアの会を設立しました 幾つかの候補の中から、名称は「手をつなぐ会」と命名。「手をつなぐ会」ボランティア活動基本は、できる人が、できる時に、できる事を、といった肩の力をぬいた姿勢でとりくんでいます。
 現在会員は21名。本人の申込みによる会員制で、利用会員・協力会員・賛助会員の三つから成っています。無償のボランティア活動としています。
 お手伝いの内容は、
 身の回りの世話、通院の送迎、除雪、話し相手(ふれあい・相談)、役場や福祉センターへの連絡や依頼、樹木や庭の手入れ、障子張り、介護資格等取得者への協力等です。
 また、会員相互の親睦を図るために、花見や紅葉狩りなども行なっています。さらに、会員の研修として救急講習や講演会、研修会なども広く参加するように心がけています。
 今年度の総会では(3/28)、利用会員の発言もあってひとり1,000円ずつ拠出して運営費にあてることが決まりました。
 今後の問題点として
◎送迎などで、車の事故に遭遇した場合の補償問題
◎町内外での情報の収集
◎NPO法による法人格取得を目指すための条件整備
 
「おはなし玉手箱」
おはなし玉手箱
会長 川井美緒
 十三年目になる「おはなし玉手箱」は、本やおはなしの楽しさを伝え、感性豊かな子どもを育てたいと願ってきました。
 年間の内容は、
1、親子読書会(年4回)
 幼児・小学生を対象に、東田川文化記念館で行なう。
2、広場でのおはなし会
 入園前の子ども達を対象に、(各地区の子育て支援サークル)各地区公民館で行なう。
3、合同おはなし会(年1回)
 酒田市・遊佐町・余目町・藤島町の四つのサークルで、会場は持ち回り。
4、依頼によるおはなし会
 町内小学校・児童館・町外・その他。
 公演をする場合には、三〜五回集まって、「人形劇・パネルシアター・ペープサート・紙芝居・影絵」などから選択します。それが決まると、必要な物を製作し、練習します。
 公演の当日は、子ども達は期待に瞳を輝かせ、喜んだり驚いたり、素直に反応してくれます。私たちとの掛け合いが、次回へのパワーを与えてくれ、嬉しく感じます。
 研修の場としては、町外のおはなし会に参加したり、作家の講演会などに出掛け、これからのこれからの公演活動に役立てています。
 今後の公演の目標として、いつまでも感動を残す、質の高いものを与え、「本好きな子」が増えてくれるようにと、会員一同望んでおります。







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