11 広東海運股 有限公司
Guang Dong Shipping Co., Ltd.
所在地:深 市嘉賓路25号大院航運綜合楼302室
Address: Room 302, Shipping Building, 25 Jiabin Road, Shenzhen, Guangdong Prov., China
郵便番号:510600
Tel: 0755-738-5157、020-8738-2032
Fax: 0755-738-0654、020-8737-0654
URL: −
E-mail: −
創立:1992年
資本形態:中型股 公司(中型株式会社)
業務内容:広東省を主に近海国際貨物運輸と沿海、揚子江下流港湾間の貨物運輸を行う
法人代表、董事長:楊連盛
総経理:楊連盛
従業員数:228人
陸上 52人
海員 176人
船舶保有量(2003年1月現在)
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保有船 |
借入船 |
共同経営 |
合計 |
隻数 |
6 |
- |
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6 |
積載総トン数(万DWT) |
20.6 |
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20.6 |
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財務(2001年)
登録資本金:1.4億元(約21.5億円)
売上高:1.35億元(約20.8億円)
売上総利益:3,946万元(約6億円)
固定資産:8,151万元(約12.5億円)
営業利益:846万元(約1.3億円)
当期純利益:587万元(約9,000万円)
企業概要:
●広東省初の地方株式海運企業であり、広東省初の株式試験企業8社の一つである。
●総運送力は20.6万DWT、3万DWT〜3.9万DWTのばら積船4隻、6.7万DWTばら積船1隻、500DWTのコンテナ船1隻を保有。
●中国船主協会の常務理事会社。
●広東省の石炭運送市場での有力企業。発電用石炭の買主と長期的な業務関係がある。
(備考)工商局の登録所在地は深 市だが、会社は広州。
広州オフィス所在地:広州市寺右新馬路111号五羊新城東成広場2302室。
組織図
11.1 企業概況
11.1.1 沿革
1992年8月 深 市工商局に広東海運股 有限公司として登記。広東省初の地方株式海運
企業。登録資本金500万元。
1993年 「広深」輪が初めて南北の石炭運送航路に就航。
1994年 登録資本金を500万元から1,300万元に増資。
1994年5月 広東粤亜海運有限公司を設立、登録資本金は1,200万元。
1995年 登録資本金を1,300万元から5,000万元に増資。
1997年 国際航運安全管理(SMC)証書取得。 登録資本金を5,000万元から9,800万元に増
資。
1998年 組織改革。
1999年1月 広東海運国際船舶代理有限公司を新設、登録資本金は300万元。
2000年3月 広東海運国際貨運代理有限公司を新設、登録資本金は500万元。
2000年 登録資本金を9,800万元から1.2億元に増資。
2001年 登録資本金を1.2億元から1.4億元に増資。 貨物運送量450万トンに到達。
2002年4月 交通部から「中華人民共和国国際船舶運輸経営許可証」を取得。中国で初めて「許可証」を取得した航運企業62社の1つ。
11.1.2 経営者及びその経歴
表11-1 董事長の経歴
名前 |
楊連盛 |
役職 |
董事長兼総経理 |
性別 |
男 |
生年月日 |
1948年 |
学歴 |
大卒 |
職歴 |
期間 |
勤務先 |
役職 |
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1988年〜1992年 |
広東粤電資産経営有限公司 |
経理 |
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1992年〜現在 |
広東海運股有限公司 |
董事長兼総経理 |
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表11-2 その他主要責任者の名前及び役職
名前 |
役職 |
許紅兵 |
副総経理 |
汪雨慶 |
副総経理兼子会社である広東海運船舶代理有限公司、広東海運国際貨運代理有限公司、広東粤亜海運有限公司3社の法人代表 |
汪作法 |
機務部マネージャー |
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11.2 会社組織
11.2.1 会社組織
図11-1 会社組織図
11.2.2 調達・修繕部門
船舶及び舶用設備の購入、船舶修繕の担当部門は機務部。
責任者:汪作法マネージャー
11.2.3 関連企業
表11-3 関連企業の名称及び概要
関係 |
企業名称 |
会社概要 |
親会社 |
粤電資産経営有限公司 |
広東省電力集団公司を分割して設立された会社。広東省政府が経営を受権した超大型国有企業及び省級授権資産経営会社4社の一つ。 電力資産の経営を行う。傘下に子会社41社を有し、総資産額672億元。 |
子会社 |
広東粤亜海運有限公司 |
1994年創立。広東海運股有限公司の中堅子会社であり、主に国際貨物、沿海港間の貨物運送を行う。 |
広東海運国際船舶代理有限公司 |
1999年創立、主に国際船舶代理業務を行う子会社。 |
広東海運国際貨運代理有限公司 |
2000年創立、主に国際貨物運送の代理業務を行う子会社。 |
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11.2.4 政府との関係
90年代初期、広東省の経済発展に伴いエネルギー需要が急増し、石炭運送がエネルギー生産のネックとなった。この問題を解決するため、政府は粤電資産経営有限公司を通じた出資により、広東海運株式有限公司を設立、電力企業を初め建築、セメント、製糖企業のエネルギー需要に応じて石炭を運送させた。特に湛江発電所、珠海発電所及び黄埔瑞明発電所等の電力企業には、石炭需要の大半を運送した。そのため政府より、むしろ、電力部門を初め港湾、道路、金融等の業界と良い関係にあり、政府、各業界から多様な支援を受けている。
長年連続して「深 市交通郵電先進企業」を受賞。また、中国船主協会の常務理事会社であり、総経理楊連盛氏は深 海運協会の副会長に就任している。
11.3 経営状況
11.3.1 業務内容
海上運輸、特に広東省沿海及び揚子江下流の港湾間の貨物運輸を行っている。
船隊規模は6隻で、うち多くの船舶は中古船である。年間総運送能力は20.6万トン。うち3〜3.9万DWTのばら積船は4隻、6.7万DWTのばら積船1隻「広中」は船級協会入級船で、中国北方から広東省までの石炭運送、オーストラリアから広東湛江発電所までの輸入石炭を運送。
500DWTのコンテナ船1隻は「広惠」で、「珠江三角洲−香港、マカオ」地域のコンテナを輸送。
2001年度貨物運送量は450万トンに達している。
11.3.2 売上高
図11-2 近年の売上高の推移
11.4 財務状況
11.4.1 出資者、出資率
表11-4 主要出資者及び出資率(2001年12月31日現在)
出資者 |
出資率 |
粤電資産経営有限公司 |
47.5% |
内部職員 |
52.5% |
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11.5 企業戦略
11.5.1 海外展開
海外事務所等は開設していない。
11.5.2 事業計画
現在所有している船隊の規模、構成で需要に応じるとができるため、船舶の購入計画はない。
石炭運送市場のシェアを維持する中で市場拡大を図る。
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